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第32週 作家 桜木紫乃

はじめに

今週の作家・歌人・漫画家のカテゴリーの女性は小説家、詩人の桜木紫乃さんです。


お生まれと作家になるまで

桜木 紫乃(さくらぎ しの)さんは、1965年4月19日北海道釧路市にお生まれになりました。

実家は理容室であった15歳のときにお父さんが釧路町に「ホテルローヤル」というラブホテルを開業され、部屋の掃除などで家業を手伝っていたという経験があるそうです。


桜木 紫乃さんは釧路市立北中学校の在学中に同市出身の女性作家原田康子さんの『挽歌』に出会い、文学に目覚められたそうです。

北海道釧路東高等学校に進学され、高校時代は文芸クラブに所属されます。

高校卒業後、裁判所でタイピストとして勤められましたが、24歳で結婚して退職し、専業主婦となられます。

夫の転勤に従って釧路市、網走市、留萌市などに住まれたそうです。

27歳で男児を出産され、2人目の子供(女児)を出産直後に小説を書き始められます。

そして原田康子さんも所属した文芸誌「北海文学」の同人として活動されます。

2001年 「瑠璃色のとき」で第35回北海道新聞文学賞候補になられます。
2002年 「雪虫」で第82回オール讀物新人賞を受賞されます。
2005年 -「霧灯」で第12回松本清張賞候補になられます。


2007年42歳の時に『氷平線』で単行本デビューされます。

2012年 『ラブレス』で第146回直木三十五賞候補、第14回大藪春彦賞候補、第33回吉川英治文学新人賞候補になられ第41回釧新郷土芸術賞を受賞されます。

2013年 -『ラブレス』で第19回島清恋愛文学賞を受賞。『ホテルローヤル』で第149回直木三十五賞を受賞されます。

2013年9月25日、釧路市観光大使に任命されています。


2016年 『蛇行する月』で第1回北海道ゆかりの本大賞を受賞されます。
2020年  『家族じまい』で第15回中央公論文芸賞を受賞されます。

様々な文芸活動

桜木 紫乃さんさんはまた金澤 伊代名義で詩人としても活動しており、詩集も刊行しておられます。

また山内惠介氏の演歌の作詞をいくつか手がけてもおられます。

ゴールデンボンバーのファンとしても知られており、直木三十五賞受賞の記者会見では鬼龍院翔氏が愛用しているタミヤロゴ入りTシャツを着用したほどだそうです。

のちにラジオ「鬼龍院翔のオールナイトニッポン」で鬼龍院翔とは初対面も果たされたそうです。

またストリップのファンでもあり、札幌道頓堀劇場に通っていたそうです。

またSTVラジオ『貴族の時間』のリスナーとしても有名で、オンドレさくらぎの名前でメッセージを投稿しておられるそうです。


またNHK北海道地方放送番組審議会の委員なども務めておられます。



桜木紫乃さんの作品


作品のほとんどは北海道、特に釧路市近辺を舞台としているそうです。

「新官能派」のキャッチコピーでデビューした性愛文学の代表的作家といわれていますが、人間の本能的な行為としての悲哀という描き方であり、過激さは低いそうです。

前述のお父さんが開業され本人も手伝っていたという「ホテルローヤル」という同名のラブホテルが、代表作『ホテルローヤル』をはじめ、いくつかの作品に登場するそうです。

2020年の家族じまいでは、認知症になったサトミとその娘・智代の関係など、高齢の親と向き合う家族の姿をオムニバス形式で描いておられます。


また最新作は絵本 「いつか あなたを わすれても」で中央公論文芸賞を受賞した小説『家族じまい』に登場する人々のもう一つの物語を書かれています。生まれ、育ち、そして子どもを生み育み、やがて老いていくこと、そのすべてが”たいせつなじゅんばん”だということがこの作品に描かれています。






桜木紫乃さんの作品など

以下にウィキペディアに掲載されている作品・映画化作品・テレビ出演をまとめます。


氷平線(2007年11月 文藝春秋 / 2012年4月 文春文庫)
収録作品:雪虫 / 霧繭 / 夏の稜線 / 海に帰る / 氷の棺 / 氷平線
風葬(2008年10月 文藝春秋 / 2016年12月 文春文庫)
凍原(2009年10月 小学館 / 2012年6月 小学館文庫)
恋肌(2009年12月 角川書店)
収録作品:恋肌 / 海へ / プリズム / フィナーレ / 絹日和 / 根無草
硝子の葦(2010年9月 新潮社 / 2014年5月 新潮文庫)
ラブレス(2011年8月 新潮社 / 2013年12月 新潮文庫)
ワン・モア(2011年11月 角川書店 / 2015年1月 角川文庫)
起終点駅(ターミナル)(2012年4月 小学館 / 2015年3月 小学館文庫)
収録作品:かたちのないもの / 海鳥の行方 / 起終点駅 / スクラップ・ロード / たたかいにやぶれて咲けよ / 潮風の家
ホテルローヤル(2013年1月 集英社 / 2015年6月 集英社文庫)
誰もいない夜に咲く(2013年1月 角川文庫)
収録作品:波に咲く / 海へ / プリズム / フィナーレ / 風の女 / 絹日和 / 根無草
無垢の領域(2013年7月 新潮社 2016年1月 新潮文庫)
蛇行する月(2013年10月 双葉社 2016年6月 双葉文庫)
星々たち(2014年6月 実業之日本社 / 2016年10月 実業之日本社文庫)
収録作品:ひとりワルツ / 渚のひと / 隠れ家 / 月見坂 / トリコロール / 逃げてきました / 冬向日葵 / 案山子 / やや子
ブルース(2014年12月 文藝春秋 / 2017年11月 文春文庫)
それを愛とは呼ばず(2015年3月 幻冬舎 / 2017年10月 幻冬舎文庫)
霧(2015年9月 小学館 / 2018年11月 小学館文庫)
裸の華(2016年6月 集英社)
氷の轍(2016年9月 小学館)
砂上(2017年9月 角川書店)
ふたりぐらし(2018年7月 新潮社 / 2021年3月 新潮文庫)
光まで5分(2018年12月 光文社)
緋の河(2019年6月 新潮社)
家族じまい(2020年6月 集英社)
おばんでございます(2020年11月 北海道新聞社)エッセイ・対談
俺と師匠とブルーボーイとストリッパー(2021年2月 KADOKAWA)

作詞
山内惠介「青い旅人」

金澤伊代名義
海のかたち(1998年8月 緑鯨社)
雨の檻(2000年2月 私家版)
午後の天気図(2000年7月 IYO・ROOM)
映像化作品

テレビドラマ
硝子の葦 〜garasu no ashi〜(2015年2月21日 - 3月14日、全4話、WOWOW「連続ドラマW」、監督:三島有紀子、主演:相武紗季)
ABC創立65周年記念スペシャルドラマ 氷の轍(2016年11月5日、全1話、テレビ朝日·ABC、監督:瀧本智行、主演:柴咲コウ)
映画
起終点駅 ターミナル(2015年11月7日公開、配給:東映、監督:篠原哲雄、主演:佐藤浩市)
ホテルローヤル(2020年公開予定、配給:ファントム・フィルム、監督:武正晴)

出演
テレビ番組
笑っていいとも!(2013年8月23日、フジテレビ) - 「テレフォンショッキング」のコーナーに出演。
ゴロウ・デラックス(2013年11月21日、TBS)
加藤浩次の本気対談!コージ魂!!(2014年1月19日、BS日テレ)
宮崎美子のすずらん本屋堂(2014年7月4日、BS11)
にほん風景物語(2014年7月8日、BS朝日)
ラジオ番組
鬼龍院翔のオールナイトニッポン(2013年8月26日、ニッポン放送)


めぐめぐがすごいと思う桜木柴乃さんのこと

1中学生時代の時にであった同郷の作家に憧れ、同じ活動をされ、

女性作家として大成されたこと

2地元を中心にした作品を書かれ続けていること

3家族の問題に書き始めた頃から、今現在までずっと向き合われ続けていること


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めぐめぐ@日本の女性の人生を記事にして書いています。
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