「更年期」をリサーチしたり、さまざまな場所で話したりすると、必ずといっていいほど言われるのが、「男性も更年期がある」ということ。
「男性更年期」に関する本を読んだり、リサーチしている中、厚生労働省の調査結果では「男性の自殺率は女性の2倍」というデータもある。
男性は女性に比べて、職場以外で相談できる人が少ないという傾向もある中、最近の男性更年期に関する記事をまとめてみた。
【最初に】男性更年期とは?
40歳を過ぎると徐々に男性ホルモンが少なくなるが、あまり大きく減ってしまうと、元気がなくなって気分が落ち込んだり、イライラしたり、朝起きられない、不眠になったりするのが「男性の更年期障害」。
更年期障害はホルモン補充することで、改善する場合もある。米国では170万人の男性がホルモン補充療法を受けているにも関わらず、日本で受けているのは2万人とのこと。
①実は女性よりも男性の方が更年期障害にかける費用が高い
②判断基準変更で男性更年期に業界注目
③男性の更年期とは?11月19日国際男性デーを機に知っておきたいこと
④【男性更年期】30代でも発症、気づきのサイン6つ
筆者が泌尿器科の医師にヒアリングしたときも、「30代男性のの半分くらいが、うつ病とのこともあるので鑑別に注意が必要」という話しを聞いた。
鑑別が難しいのは、女性の更年期と同様なのかもしれない。
⑤夫婦一緒に更年期に向き合うために必要なこと
女性更年期でも、配偶者やパートナーから「更年期じゃないの?」と言われるとイラっと来るという話しを聞いたことがあるが、男性も同様。
持ち上げてから、受診をすすめるのが効果的とのことだが、本人がなかなか病院に行きたがらないのも現状。
⑦「男性を生きづらい」を考える
男性更年期ではないが、朝日新聞デジタルの連載で、男性の生きづらさについて語られている。「こんなにがんばっているのに、なぜ報われないのか」。そう考える「弱者男性」の思考と行動、「どうすれば生きづらさを解消していけるのか」について、シリーズで掲載している。
⑧男性が職場で感じる「生きづらさ」
⑨男性更年期障害
⑩今始めたいホルモンを保つ食生活
【まとめ】40代以上の6人に1人は男性更年期があると言われている
本やWebで調べてみたら、意外にも男性更年期は多いが、知られていないことがわかった。
筆者自身も過去、男性更年期のビジネスを検討していたことがあり、アンケートやヒアリングを実施してみたものの、ニーズを深堀りできずに終わってしまったことがある。
メンズヘルスケアだと、昨年モーニングピッチで特集されていたが、男性更年期に関するものはこれから企業が出てくるのかもしれない。