オンラインピル処方が、日本でも徐々に普及している中、月経やPMS・避妊に関するニュースや調査が増えてきた。
直近1ヶ月程度の月経やPMS、避妊に関するニュースや調査を見ながら、今後注目すべき分野や製品を紹介したい。
①キッズ・ラボラトリー、「低用量ピルの費用と診察代の補助」を新たな福利厚生に
②9月26日は『世界避妊デー』オルガノン、女性の避妊に対する意識調査結果を発表
③サーパスや丸紅、福利厚生で「フェムテック」 不安解消へ
④【映像作品】生理中の夜ってこんなにカオスなの
⑤フェムテック普及 議連、規制と育成の双方見据え
⑥「生理休暇」取得率1%なぜ低い 国の最新調査 労組アンケ、職場の理解「ない」6割
⑦【生理について知って変わった企業】大塚製薬、オルビス、サイバーエージェントの取り組みを取材
⑧防災と生理に関するアンケート
⑨月経不調による経済損失は年間4911億円、企業は女性の健康支援推進を
⑩ルナルナオフィス「月経プログラム」で従業員の健康課題改善を支援
【まとめ】海外のPMS関連製品に見て、日本に必要なのは女性ホルモンの研究によるエビデンス取得
企業の福利厚生として、生理痛改善のために低用量ピルを処方する企業が日本でも増えてきたが、日本でも徐々に増えているのがPMS関連の製品やサービス。
米国や英国では、以下のようなPMS関連サービスも出てきているが、日本でもPMS関連サービスが普及するには、「女性ホルモンの研究が進み、エビデンスが取得できること」だと感じている。
筆者が注目しているのは、元オリンピック選手が立ち上げた女性向けウェルネスアプリ「Jennis」(英国)。
同社の研究を主導する生理学者のEmma Ross氏によると、スポーツ・運動科学の研究のうち、女性のみを対象とした研究はわずか6%。データには大きなジェンダーギャップがあると述べており、女性ホルモンの研究が進むことを期待したい。