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Shortショート"恐れ回避型の試し行動"

「試し行動」ってあると思うのですが、その代表例が別れるって言ったのに本心では別れたいと思っていないってやつで、その根っこには自分の事をどこまで好きでいてくれるか、つまり別れるって言ったら焦って引き留めてくれるぐらいには自分の事を必要としてくれているかを確認したい気持ちがあり、まさに相手を試してる行動なわけです

ですが、この試し行動のお別れを告げるという行為には着地点が大きく分けて2つあるわけです

恐らく多くの人がここまでの文章を読んで把握している試し行動のお別れというのは、実際に別れを告げた相手が別れを受け入れてしまったら焦って「本当は別れたいなんて思ってなかった」と引き留めるタイプの試し行動だと思います
※それで別れを回避出来るか相手に呆れられてしまって本当に別れる事になるかは相手次第ですし回数次第、内容と状況次第です

ですが、愛着が恐れ回避型の人は自分が試し行動のお別れを告げた場合で相手が受け入れてしまった場合、本心では別れたくなくてもそのまま別れてしまいます

もっと言うと、恐れ回避型の人がいて、そのお相手が試し行動で別れを告げたとしても本心では相手を好きでも受け入れて別れようとしてしまいます
その後引き留めたとしても引き留め方によっては別れてしまいます

これは恐れ回避型の人は相手との関係を本心ではかなり強く求めているのに傷つく事を極端に恐れており、傷つく可能性を徹底的に排除しようと回避するからです

「1度でも別れたいって告げてきたという事は少しでも別れを考えたという事だ。このまま一緒にいたらいつか突然傷つく可能性がある。それなら今のうちに受け入れて別れよう」 という感じでしょうか

これを事前に把握するのはなかなか至難の業です

私が相談を受けていて恐れ回避型の人を推定するのにかなり時間と情報量を必要とするのは簡単に浅はかに判断出来ないからです
(少なくとも恐れ回避型の人への対応をカジュアル版の相談でアドバイスするのはほぼ不可能です。ご相談者様が神がかった情報提供をしてくれればいけるかもしれないけど…)

人間は1つの出来事、1つのもの、1人の人、全ての事に対して1つの感情や考えしか持っていないわけではありません

いくつもある複数の複雑な考えや感情を踏まえた上でコミュニケーションを取ったり何かを決断したりするのです

そんな中、そもそも複雑な心理を持ち合わせている恐れ回避型の人というのは本当に繊細で、なのにその繊細さを表に出さない人が多いので分かりにくく、相手もご本人も苦労します ただ、そもそも恐れ回避型の人は人間の中でも3~5%しかいないと言われてる程少ない愛着スタイルなのでそう簡単にいらっしゃらないとは思います

普段お相手の事を回避型だとか回避依存症だとか恐れ回避型だとか勝手に特定しようとしないで欲しいと言い続けている私ですが(大体合ってない事の方が多いし)、恐れ回避型の人の特定こそ思いこまない方が◎だと思ってます

定期的にお伝えしていますが、愛着恐れ回避型の人がいかに繊細で難しく、しかしそもそも殆どいないタイプなのかというお話しでした

愛着恐れ回避型ってなに?っていう人のために恐れ回避型についてのnoteを貼っておきます

最難関!本心を言わない天邪鬼、恐れ回避型愛着スタイル【復縁/彼氏/彼女】

複雑なお相手なので本当にお相手が恐れ回避型だった場合は付き合い続けるにはそれなりの覚悟が必要だと個人的には思っています
恐れ回避型だと推察したお相手と復縁した事例も掲載 ※無料


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