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三日坊主からの脱却:形から入る、有言実行、そして年始のリスタート

 何か新しいことを始めようと意気込んでも、なかなか長続きしない、いわゆる「三日坊主」で終わってしまう。誰しも一度は経験があるのではないでしょうか。私もその一人でした。意志の力だけで何かを続けるのは、想像以上に難しいものです。しかし、最近、その状況を打破するためのヒントをいくつか得ることができました。それは、「形から入る」、「有言実行」、「年始のリスタート」という三つの要素です。

 「形から入る」とは、物事を始めるにあたって、まず環境や道具など、外的な要素を整えることを意味します。例えば、スポーツを始めるなら、まずウェアやシューズを揃える。勉強を始めるなら、机や文房具を新調する。このように、形を整えることで、気分が高揚し、モチベーションを維持しやすくなります。
私の場合、瞑想を習慣にしたいと考えていたのですが、なかなか続けることができませんでした。瞑想は、静かな場所で心を落ち着かせ、内面と向き合う行為ですが、日常生活の中でそのような時間と空間を確保するのは、意外と難しいものです。そんな時、友人から「真菰(まこも)の座布団」を紹介されました。真菰はイネ科の植物で、古来より神事にも用いられてきた神聖な植物です。その真菰で作られた座布団は、自然な香りと心地よい座り心地があり、瞑想に最適な環境を作り出してくれます。実際にその座布団を購入してみたところ、不思議なことに、それを見るだけで瞑想をしたいという気持ちが湧いてくるようになりました。まさに「形から入る」ことの効果を実感した瞬間でした。

 「有言実行」も、物事を続ける上で非常に有効な手段です。目標を誰かに話しておくことで、自分に対する責任感が生まれ、途中で諦めにくくなります。「言ったからにはやらなければ」というプレッシャーが、良い意味でモチベーションを維持する力となるのです。私も、瞑想を始めたいということを友人に話しておいたところ、「その後どう?」と聞かれるたびに、やらざるを得ない状況に追い込まれました。これが、瞑想を続ける大きなきっかけとなりました。 

 そして、「年始のリスタート」も、新しいことを始める、あるいは再開するのに最適なタイミングです。新年を迎えるという節目は、気分を一新し、新たな目標に向かってスタートを切る絶好の機会です。過去の失敗を反省し、新たな気持ちで挑戦することで、成功する可能性を高めることができるでしょう。私も、年始に改めて瞑想を習慣にすることを決意し、真菰の座布団と共に、新たなスタートを切ることができました。
この三つの要素、「形から入る」、「有言実行」、「年始のリスタート」は、それぞれ独立したものではなく、互いに相乗効果を生み出します。形を整えることでモチベーションを高め、有言実行で責任感を持ち、年始のリスタートで新たな気持ちで臨む。これらの要素が組み合わさることで、三日坊主になりがちな自分を変え、目標を達成するための強力な推進力となるのです。

 もちろん、形だけ整えても、口先だけで言っても、気持ちが伴わなければ意味がありません。しかし、意志の力だけに頼るのではなく、これらの方法を効果的に活用することで、目標達成の可能性を高めることができるのは確かです。何か新しいことを始めたい、あるいは過去に挫折したことに再挑戦したいと考えている方は、ぜひこれらの方法を試してみてはいかがでしょうか。きっと、これまでとは違った結果が得られるはずです。

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