
孤独を愛し、自然と生きる
信仰心を持って神と会話して生きている人がいる。それはそれで素晴らしいことだと思う。それぞれの人が心の拠り所を見つけ、信じるものを持つことは、生きる上で大きな支えとなるだろう。
しかし私は、神や仏に依存せず、人にも依存せずに、孤独を楽しんで、四季折々の自然と共に生きて行きたい。世間に惑わされずに、ありのままにその時々を楽しんで、ゆうぜんと暮らしたい。
ここ2~3週間、体調を崩し、家にいる時間が多かった。そんな時、ふと良寛のことを思い出した。
「良寛は、守護神とか、守護霊を胸に抱いて生きなかった。多くの人が、普通に喜ぶ、美しい月と、かれんな花と一緒に、余生を送った」
境野勝悟氏の言葉である。良寛は、神仏に頼らず、自然の中で生き、そして自然を愛した。美しい月や可憐な花と共に、ありのままの自分で生きた。
私もまた、良寛のように、自然の中で、ありのままの自分で生きたいと願う。神仏にすがるのではなく、自然の美しさに心を寄せ、その恵みに感謝しながら生きていきたい。
孤独を愛し、自然と共に生きる。それは決して寂しい生き方ではない。むしろ、自分自身と向き合い、本当に大切なものを見つけるための豊かな時間となるだろう。
体調が回復したら、また自然の中に出かけよう。美しい景色の中で、静かに過ごしたい。そして、自然の中で生きる喜びを、心ゆくまで感じたい。