子供の絵と創造性
子供は、対象物を見なくても、自由に絵を描くことができる。
それは、子供がまだ既成概念にとらわれず、自分の感性や想像力を自由に発揮できるからである。
しかし、学校教育を受けるにつれて、子供の絵は次第に写実的なものになっていく。それは、学校教育では、絵を描く際に、対象物の形や大きさ、色彩などを正確に再現することが重視されるためである。
このような学校教育の下では、子供の創造的な絵は、次第に抑圧されていく。なぜなら、学校教育では、既存の基準に沿った絵が評価され、それ以外の絵は評価されない傾向にあるからである。
そのため、子供たちは、自分の絵が他人と比べて劣っていると感じ、絵を描くことに自信を失うようになる。そして、絵を描くこと自体が嫌になってしまう人も多い。
しかし、子供の絵は、その創造性こそが価値がある。子供の絵は、子供の心を映し出す鏡であり、子供の豊かな感性や想像力を表している。
また、他人と比較したり、優劣を付けたりせず、自分の絵をありのままに受け入れることが大切である。
子供の絵の創造性を育むためには、学校教育においても、子供たちの自由な表現を尊重するような教育方針が求められる。
具体的には、
対象物を見ずに自由に絵を描く時間を設ける
子供たちの絵を、既存の基準に沿って評価するのではなく、その創造性を評価する といったことが考えられる。
子供たちの豊かな感性や想像力を育むためにも、学校教育におけるアート教育の重要性は、ますます高まっていると言えるだろう。
記憶力と創造性
子供は、記憶力が良いため、対象物を見なくても描ける子もいる。
私が教えた子供も、Youtubeで見た画像を覚えていて描くことができる。
このことは、子供の創造性について、新たな視点を与えてくれる。子供は、既存の画像を覚えて描くことで、自分の感性や想像力を表現していると考えられる。
例えば、子供がYoutubeで見たアニメのキャラクターを描く場合、そのキャラクターの特徴をそのまま描くだけでなく、自分の好きな色や形などを取り入れて、自分だけのオリジナルのキャラクターとして表現することもある。
このように、子供は、既存の画像をベースにしながらも、自分なりの創意工夫を加えて、新しいものを生み出すことができる。
学校教育においては、子供たちの記憶力を活かして、創造性を育むような教育も考えられるだろう。
例えば、
子供たちが好きな画像を描く課題を出す
子供たちでイメージを共有して、共同で絵を描く といったことが考えられる。
子供たちの豊かな感性や想像力を育むために、学校教育におけるアート教育は、ますます重要性を増していくだろう。
子供は本来、既成概念にとらわれず、自分の感性や想像力を自由に発揮することによって、創造的な絵を描くことができる。
大人になっても、子供の心に戻れば、誰でも絵が描くことができる。
そのためには、既成概念にとらわれず、自分の感性や想像力を自由に発揮することである。
また、他人と比較したり、優劣を付けたりせず、自分の絵をありのままに受け入れることも大切である。
そして、大人になっても、子供の心で絵を描くことで、誰でもアーティストになることができる。
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