“母になる..."
まさかだったな
まさかわたしに赤ちゃんが宿るなんて。
悩んだし怖かったし不安だったし
結婚もしてなかったし何にも考えられずに...
妊って働くことも辛かった。
ただ、
ちいさなちいさな
ほんとに小さくて儚い赤ちゃんを腕に抱いて
軽くて細いその体がもっている
大きな大きな命の重さを
守るのはわたしだと実感した。
*
でも、
ほんとに苦しかった
子育ても家族のことも家のことも仕事も
必死でやっていたし
月に1から2回はひどい頭痛と吐き気で溜まった毒を吐き出すようにフラフラになるのが日常だった。
それがすこーーーし楽になったのは
長女が6歳の時
離婚をした時。
でも頭痛と向き合う生活は続いていたし
子育てや仕事の毎日
どう過ごしたかの記憶は
あんまり残っていない。
*
考えの起点を作ってくれたのは
いつも本だった。
江原さんの
「スピリチュアル子育て」
の考え方には
今も救われている。
"わたしを母として選んでくれた"
娘たちを
なるべく笑顔で
人を好きでいてくれる
わたしの様な女性にならない様に...
今もそう考えて育てさせてもらっている。
娘たちに感じるのは、
何かに縛られながら
何を信じて生きればいいのか
視野が狭く硬い頭で考える私よりも
大きな大きな両手で大切なものをちゃんと抱きしめる心のある娘たち
それを
彼女たちよりすこし体の大きなわたしが抱きしめる。
どちらが“大人"なのかわからない
そんな繰り返しの日々のお陰様で
わたしをひとりの人として
2倍も3倍も4倍にも
心豊かに育ててくれる娘たち。
"母になる"って
そういうこと。
今は
何が大切であるか
ちゃんと感じているよ
両手いっぱいで抱きしめられるものを
ちゃんと大切にしていくよ。
"幸せは両手の中にあるもんね"