2020年をニーズシートで振り返ってみる
先日、鎌倉パーマカルチャーランチというイベントで、素敵なごはんをいただきながら、1年を振り返る機会がありました。
振り返りのために使われたシートはNVC(共感コミュニケーション)で使われるニーズシートのみ。これだけ。
http://reminiscences.jp/wp/wp-content/uploads/NeedsSheet.pdf
この中から、「今年、どのニーズが満たされたか」「来年どのニーズを満たしたいか」に印をつけて、それぞれ発表していきました。
私が今年一番満たされた主なニーズは、
・Rejuvenation (いのちの力がよみがえる)
・Aliveness(生き生きさ)
・Well-being(心と体の健康)
この3つ。
今年1年は、本当に心が元気になった。そして体も元気を取り戻した感覚がある。
その過程には、
主にNVCを通して、「理解する・される」「受け入れられる」「聞いてもらう」ことによって「嘆き」「癒し」「発見」があり。そんな「学び」を経て、今「希望」に溢れている、という感じです。
他にもたくさんのニーズが満たされたし、もう少し見つめ直したいなぁというニーズもたくさんあります。
(↑青字が今年満たされたニーズ。黄緑が来年満たしたいニーズ)
そして、来年に向けて大事にしたいことは、
本物であること。Authenticity.
まだまだ、受け入れられない自分の部分もたくさんあるし、隠している部分や上手く取り繕っているところもあります。なぜなら、正直であることによって、誰かとのつながりがなくなってしまうんじゃないか、と怖れているから。
過去に捨ててきてしまった部分や、まだ人を選んで見せている部分を、拾い集めて、統合したい。そんな部分を、優しさや暖かさ、信頼とともに受け入れて、自分に正直に生きたいなぁと。
でも、正直さを持つことで、誰かを傷つけるんじゃないかと思ったとき、ちょうどこんな動画を観ました。
「正直さ」というと、「何でも思ったことをそのまま言う」という意味にとらわれますが、NVCでは自分の気持ちや感情を観察することを大事にします。この動画で紹介されているように、正直さとは「あなたってブサイクだね」と相手や目の前のことに価値判断を下すことじゃなく、「どうして自分がそう感じたのか」と寄り添い、観察し、「そうか、彼女の笑い方が自分には何について笑っているか分からなくて、モヤモヤするんだ」と気付くこと。
そうして自分に寄り添えたとき、「何が面白いと思っているの?」と、興味を持って聞くことができるかもしれません。
そうすると相手も「実は緊張していて」と、本心を話してくれるかもしれない。そうやってコミュニケーション、つながりが生まれてくる。
…と、理論で分かっていても、なかなか日常に落とし込めないのが正直なところ。
まずは焦らずに自分の気持ちに気付くことから始めたいけど、その方向性には希望があります。
Honesty for Connection, not for Separation.
そう思って、こんなポスターを作りました。笑
これを来年のテーマにして、家のどこかに貼りたい。
そして、最後にNVCの創始者のマーシャル・ローゼンバーグの言葉を紹介します。
Every judgement is a tragic expression of an unmet need.
「どんな評価やジャッジも、満たされていないニーズが痛々しく訴えている声である」ということ。
そんな「評価の声」を「ニーズ」に翻訳する表を作ったので、一年の締めくくり、振り返りにもぜひご活用ください!
良いお年を!
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