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2級建築士 学科合格ロードマップ #3 学習方法の選び方

はじめに

今回は、2級建築士学科試験の勉強法について、私自身の経験をもとにお話ししたいと思います。私は初めは独学で挑戦しようと思っていたのですが、途中でオンライン講座に切り替えました。その結果、効率よく学習を進めることができ、無事に合格できました。

・独学とオンライン講座、それぞれのメリット・デメリット
・オンライン講座を使って良かった点
・具体的な学習方法

などについて触れるので、独学かオンライン講座か迷っている方や、忙しい社会人の方の参考になれば嬉しいです。

受験時の状況

①社会人(建築設計事務所勤務、週5)
②大学で建築については一通り学習済みだが、構造が致命的に苦手。一から学習し直す必要があった
③学部生後半&大学院生時代は座学で建築を学ぶことがほぼなかったため、学習のブランクは約5年

こんな人に読んでほしい

①2級建築士試験の勉強を始めようとしている人
②独学とオンライン講座、どちらが良いか迷っている人(始めたやり方が上手く行かず、変えようか悩んでいる人も!)
③仕事等で忙しく、効率的な学習方法を知りたい人

読むとわかること

①独学とオンライン講座、それぞれのメリット・デメリット
②オンライン講座を活用した具体的な学習方法
③仕事と勉強を両立するための学習時間管理のコツ

読むのにかかる時間

この記事は約5〜7分で読めます。忙しい方でもサクッと読める内容にまとめているので、ちょっとした隙間時間にチェックしてみてください。



1. 独学を諦めた理由

2級建築士に合格した知人や先輩から「独学でも合格できた」と話を聞いてうたこともあり、初めは独学で進めようと思っていました。しかし、実際に勉強を始めると、いくつかの問題に直面しました。

  1. 分からないところの解決に時間がかかる
    → 独学だと分からない部分が出てきたときに調べるのに時間がかかってしまいました。その解決に何時間かかるか見通しが立たないことが、仕事の合間の限られた時間で勉強する上でストレスになっていました。

  2. 理解が進まないと先に進めない
    → 私は「完全に理解できないと次に進めない」という厄介なタイプ。テキストの解説の行間が理解できなかったり、難しい部分でつまずいたりして先に進めず、なかなか勉強が進まなくなりました。

  3. 学習ペースの管理が難しい
    → 総量から見て1回の学習でどれくらい進んでいるのか、自力ではなかなか正しく把握できず、根拠なく不安になることが多くありました。

こうした理由から独学では効率が悪いと判断し、オンライン講座を検討することにしました。


2. オンライン講座の選び方

予備校に通うという選択肢もありましたが、費用が高いことと、仕事上決まった日時に確実に通うのが難しいことから除外しました。

オンライン講座にもいくつか種類がありましたが、私は「スタディング」を選びました。

選んだ理由は以下の3つです。

  1. 価格が手頃
    → 約8万円と大手予備校のWeb通信講座よりも安く済む
    (参考までに:2025年2月時点で、日建学院「2級建築士学科本科Webコース」は約47万円、TAC「二級総合学科本科生Web通信講座」は約26万円)

  2. 自分のペースで進められる
    → 仕事をしながらでも、自分の好きな時間に講義を受けられる

  3. スマホ・タブレットで手軽に勉強できる
    → スマホやiPadで受講でき、通勤時間やスキマ時間を活用できる


3. オンライン講座の活用法

スタディングの中でも、特に役に立った機能は以下の3つでした。

  1. 動画講義の倍速再生・巻き戻し
    早送り再生で時間を圧縮して受講。分からない部分は繰り返し再生して理解を深めることができた

  2. 一問一答形式の演習モード
    → スマホでも手軽にできるので、通勤時間や昼休みにサクッと勉強する時に活用した

  3. 学習進捗が可視化される
    → 例えば「構造分野 80% 修了、あと20%でコンプリート」といった進捗が見えるので、モチベーション維持に効果的だった

3.の学習進捗に関連して全体のスケジュールの話をすると、
私は5〜6月のラスト2カ月は演習中心にしたかったので、4月中に各分野のインプットを終わらせる計画にしていました。
そのスケジュールに乗るように各科目の受講する期間を割り出しました。

全体の学習スケジュールはNotionを使って管理していました。
その話は #1 でも触れているので、よければ読んでみてください。

各科目の受講期間をもとに、1週間で何講義受けるかを決めました。
おおよそ平日は1~2講義、週末は2~3講義のペースで進めていたと記憶しています。

また1日の中でも、時間帯によって学習方法を変えていました
脳みそが元気な朝は構造や環境など、頭を多少捻って考える内容を、通勤時間や頭が疲れている夜は復習や一問一答など、負担が少なく、コツコツ記憶定着をさせる内容を学習するようにしていました。
この調整をしたことで身体に負担をかけすぎない学習ができ、より効率的に吸収できたと思います。


4. オンライン講座で良かったこと・難しかったこと

◎よかったこと

つまずいたところに時間をかけすぎず、先に進めることができた
進捗が可視化されるので、不安なく勉強できた
スキマ時間を活用して効率よく学習できた

私は、もともと「理解しないと先に進めないタイプ」なので、オンライン講座で「とりあえず一通り学習する → 戻って復習する」という流れが半強制的に作られたのが良かったです。

◎難しかったこと

動画に「チャプター機能」が欲しかった
→ YouTubeのように「何秒から何秒は〇〇の解説」と表示されると、わかる部分を飛ばせてより効率的になったかも

・もっとガンガン質問したかった
→ 質問が課金制だったので、もう少し気軽にできたら嬉しかった

とはいえ、基本的に動画を何度も見返すことで最終的にはなんとかなったので、より効率的にするなら、というくらいの改善点です。


5. まとめ|オンライン講座はこんな人におすすめ

実際に使ってみて、私はオンライン講座が最も自分に合っていたと感じました。

自分のペースで進めたい人
独学だと理解が追いつかない人
スキマ時間を活用して勉強したい人

当てはまる方は、 オンライン講座が向いていると思います。
2級建築士試験の勉強法で迷っている方の参考になれば嬉しいです!



次回の記事は、「科目ごとの勉強法」について。
気になる方は引き続きチェックしてみてください◎ ではまた!

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