福島班メンバーの意思表明🥕⑧~よっちゃん編~
はじめまして。めぐるめ福島班3年のよっちゃんです!
先輩方を含め最後の自己紹介・意思表明ということで、大トリに相応しい文章を書いていきます!と言いたいところですが、ここで見栄を張っても仕方がないので、ありのままの思いを自分の言葉で綴れればと思います。拙い文章ですが、暫しお付き合いください。
最近は朝晩の冷え込みが本格化してきたこともあり、季節が確実に進んでいることを実感する日々です。夏が過ぎ去っていくこの時期、毎年考えることは「今年の夏、自分に何ができた?」ということです。ここ数年はコロナの影響で、この問いに対する明確な答えがなく、悶々としていましたが、今年は違います。私の今夏の1ページには、めぐるめで訪れた福島があります!
ということで、(強引ですが、、)私とめぐるめ、そして私と福島班について話していこうと思います。
■私とめぐるめ・私と福島班
めぐるめは「食」をテーマとしたプロジェクトということですが、私の場合は特別「食」に関心があったり、過去に印象的なエピソードがあったりするわけではありません。どちらかといえば、「耕作放棄地」、「福島」というキーワードに惹かれた、という方が正しいと思います。それぞれについて少しだけお話しします。
まず、耕作放棄地について。
これは私が生まれ育った環境と深く関係しています。私は、生まれた時から大学入学前まで、いわゆる田舎と呼ばれるような地域で過ごしてきました。実家では、かつては祖父が、そして今では父が毎年田んぼや畑で美味しいお米や野菜、そして数年前からは鶏卵も作っていますが、かつてはスモモも栽培していました。
しかし、祖父の他界とともにスモモの栽培を終え、害獣対策のために全てのスモモの木を切り倒しました。父が定期的に畑の手入れはしているものの、かつてのスモモ畑はもはやスモモ畑として使われていません。同じような状況に陥ったとき、父の手入れがなければ耕作放棄地になっていたリスクは非常に高かったと思います。都会に住んでいると「耕作放棄地」というテーマは遠い話に聞こえるかもしれませんが、私にとっては身近な話だったのです。
そして、福島について。
私は課外活動として東北支援の学生団体にも所属しています。団体でのこれまでの活動から、東北の農業や風評被害について関心がありました。そんな中で牛ゼミのめぐるめ福島班と出会いました。活動の目的こそ異なる点がありますが、私の大好きな東北をフィールドにして活動できる点に強く惹かれました。
余談ですが、9月に公開されたゆりょんさんのnoteが個人的に共感の嵐でした。福島には美味しい食べ物がたくさんあって、温かい人たちがいっぱいいて、活気と魅力に溢れている。まずは私自身がそれを肌で感じとって、そして色んな人に理解してほしい。そんな思いが根底にあったのだと思います。
めぐるめ福島班は、私のこれまでの境遇や現在の思いといったところからとても自分に合ってるなと思いました。尊敬する他の福島メンバーほどしっかりした理由ではないかもしれませんが、これらは今後の私の活動の原点になっていくことと思います。
■「めぐるめの目」で見た福島
さて、先述したように夏休み中の9月にめぐるめ福島班で実際に福島まで足を運びました。これまでにも何度か福島県を訪れたことはありましたが、めぐるめとして行くことは当然初めてでした。長らく牛メンと会っていなかったので再びみんなと活動できることにワクワクしていました。体を動かすことが好きなので、アスパラを実際に収穫できたことが特に印象に残っています。
9月に入ったとはいえ昼間はまだまだ暑く、額に汗が滲む中での作業となりました。この時は福島班メンバーが手分けして作業を進めましたが、普段はこういった作業をお一人でされていることを想像すると、少し気が遠くなりました。江川さんがここまで丹精込めて育て上げてきたアスパラを収穫することに、責任を持ちながら作業することができました。
今までzoomでしか会ったことのなかった江川さんとの出会い、自分の手によって収穫されたアスパラ、そしてそのアスパラが美味しい料理となって夜の食卓にでてきたこと。その一つ一つが自分にとって初めての体験で、心が躍りました。私たちの日頃の活動が農家さんとつながっているのだと、この時実感できました。
■がんばりたいこと
さて、めぐるめのメンバーに加わってから数ヶ月が経ち、福島を訪れることもできた今、めぐるめで活動する上で大切にしていきたいことを考えました。
まず、生産者の方の想いを大切にする、ということです。
私たちの活動の最終到達点は、耕作放棄地の解消にあります。目標が明確にある一方で、私たちは農家ではないため、活動を進める上で農業に携わる方の力が必要不可欠です。先ほども述べたように、この夏に初めて江川さんに直接お会いすることができました。ともに活動を進める大人の方の言葉には、一つ一つに重みがあり、私自身が活動にどのように向き合っていくかを自問するきっかけになります。
私がこのnoteを書きながら食べたアップルデニッシュ一つとっても、リンゴや小麦粉などといった材料を生産する農家さんがいます。毎回は無理だとしても、時々、生産者の顔を想像しながら味わいたいものです。
そして、活動を通して得た知見をきちんとアウトプットする、ということです。
知識をインプットするだけでは、ゼミとして、プロジェクトとしてやるまでもないと思います。フィールドワークを伴うめぐるめの活動の醍醐味は、現地で吸収した課題を私たちなりに解釈し、様々な形でアウトプットできることにあると思います。現在先輩方と進めている商品開発企画もそうですし、ほんとうに様々な手段が考えられると思います。
これから本格的に活動を進める上で、メンバーと意見が食い違う場面も出てくるかもしれません。しかし、その過程も含めて活動を楽しむことができれば、私のめぐるめライフは十分充実したものとなると思います。
2年間という短い時間、めぐるめと福島に何か爪痕を残せるような活動をしていきたいなって思ってます!最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
■そういえば…
9月に江川さんを訪問した際にいただいたにんじんを使ってカレーを作ってみました。(写真もっと撮ればよかった😭)
その他の野菜とお米は実家から送られた食材を使用しました。
今後も身近な食材を使って自炊をできればと思います!
<次回予告>
次回は福島訪問についての報告です!お楽しみに〜
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?