保活はいつから?流れは具体的にどういうもの?保活戦争Part2【保存版】
「保育園落ちた日本死ね」
これが話題になった2016年2月。
当時の流行語大賞トップ10にも入った。
あれから4年が経った。
待機児童の話が話題にのぼることが、以前よりも多くなったと思う。
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「保育園見学の予約ですね。今だと一番早い日で、11月ですねー。」
え、え!?今9月だけど。
見学だけで、2ヶ月待ちなの!?
この時からだ。
本気で保活をしないと、これはマズイことになる、と思ったのは。
ということで、我が家の保活について書いていきます。全3回の予定。
Part1については、こちらの記事をどうぞ。
今日の記事は保活戦争Part2。妊娠してから、具体的にどのような保活をしたのかを書いていきます。
◆妊娠直後、夏にしたこと
我が家の場合、妊娠発覚と夫の転勤がほぼ同時だった。
夫と私は異業種だが、私が勤めている会社は、夫の転勤という理由で私も転勤させてくれる会社なので、私も転勤できた。
(もちろん、全国に支店がある銀行だからだけど、夫と結婚&夫の転勤というプライベートな理由で、2度も転勤させてもらっている私としては、本当にありがたい。)
だから、「保育園に入りやすいか」という目線で引っ越しをした。
これも保活の一種かな?
どういう基準で引っ越ししたかというと、こんな感じ。
1.夫と私の双方の勤務地から遠くない範囲で、市を3つ選ぶ。
2.それぞれの市で、人口比に対する待機児童の数を調べる。
3.一番入りやすそうな市に引越を決意。
4.その中で出来るだけ競争倍率が低い地域を選ぶ。
4について詳細を。
保育園に入れるかどうかで大切なのは「地域」だ。だって、基本的には自分の最寄り駅付近でしか保育園には預けられないわけで。市の端っこに住んでいて、保育園が逆の端っこにあったら非常に通いにくいわけで。
だから、地域別に保育園ごとの情報を載せたgoogle mapを作った。入所可能、入園児童数、私立か公立か、認可か認可外か、HPあるならリンクを貼り、倍率ごとに色分けをした。ちなみにこの作業は、全て夫がしてくれた。めちゃくちゃ大変だったと思うけれど、とても助かった。こんな感じ。
色が濃くなるほど、競争倍率が高くなる仕様。
それぞれのポチをタップすると、以下のような情報が出てくるようにした。
※上の図はスクショなので、タップしても何も出てきません。
入れる児童「2」なのに、入れるの待ってる希望者「42」って…倍率「22」倍って何やねん!って感じ。しかも倍率「22」は珍しくない数字だった。
保育園選びのポイントって山ほどあるけれど、行事も気になるところ。特に、「保護者参加の行事が年何回あるか」「それは平日か土曜日か」もめちゃくちゃ大事。ちなみに、今、娘が通っている保育園の行事の中で、保護者参加&平日に行われる年1回だけ!後の保護者参加の行事はすべて土曜日に開催してくれる!働く保護者にとって優しい保育園!わーい!!
保育料以外に何がかかるのかも気になるところ。第三者評価も気になるところ。保育園の入退室のセキュリティも気になるところ。という風に、気になる情報がワンタップで出来るようにまとめた。
この時に出来た準備としては、ベストな準備だったと思う。
コントロール出来ないことは仕方がないけれど、コントロールできることは、出来るだけ「コントロールして準備しておくこと」が保活には必要なのだ。
引越が落ち着いたと同時に、妊娠安定期に入ったので、そのころから具体的な保育園を探し始めた。
これがまた、めちゃくちゃ大変だった。
◆安定期に入ってから、夏~秋にしたこと
まずは、市役所に行った。
転入届を出した時に市役所へ行ったので、その時に地域の保育園一覧のパンフレットはもらっておいた。
我が家から通える範囲の保育園は先に調べてあった。それでも、現状把握のために市役所へ相談へ行った。いくら数字で待機児童の数や競争倍率を見ていても、それは去年の話なわけで。今年はどんな感じなのか、実際の肌感を確かめたかったのだ。
保活の相談のための市役所へは、2度行った。1回目は夫婦で、2回目は夫が行った。そこで、ここの地域では1歳4月の入園は激戦でしょうね…0歳4月でも入れるかどうか…といったニュアンスのことを聞いた。
なんと。
激戦の地域を外して引越して、かつ周りにそこそこ保育園があるのに、そんなに競争率が高いのか。
どうやら同じ学年の子どもがこの地域に多いらしい。まぁそういうこともあるよね、仕方ない。
0歳4月を狙うか、1歳4月を狙うかはまだ決まっていなかったけれど、
どちらにしろ保育園の見学はしておいた方がいいなということになった。
家や駅から近い順に優先順位を決め、保育園見学の予約を入れようとして、また驚いた。
HPがない保育園がある…のは知っていたけれど、
HPがある保育園でも、見学はいつなのか書いてある保育園が1つもない…!
そう、1つも…!!
保育園見学というのは、当たり前だけど園児がいる時に見学するものだから、平日に見学に行くことを意味する。つまり、有休をとらないといけない。でも、保育園によって、見学の日時が違うのだ。木曜日10時~だったり、火曜日14時30分~だったり。たまに土曜保育やっているところは土曜日だったり。
だから、いちいち保育園に電話して、確認しないといけない。「あなたの保育園では、見学は何曜日の何時からでしょうか?」と。ちなみに、見事に保育園によって全然違う曜日だった。
電話の時間帯も気を遣う。朝は登園で忙しいし、お昼はご飯とお昼寝だし、夕方は下校時刻だ。となると、11時ぐらいがいいのかなと思って、11時からの30分間を保育園への電話の時間としてとった。30分で電話できる保育園は2つが限度だった。
しかもこれ、仕事しながらだと、「今日は絶対11時~お昼休憩をとって、前半は電話するぞ」と覚悟を決めないといけない。働きながら、その30分を狙って保育園の見学の電話をするのって、意外と難しい。特に私は営業なので、少しでもお客さんの話が長引くと、「あぁ、今日も保育園の電話できなかった…」となっていた。
今から思えば。電話するのは16時頃でも良かったかな。登園はラッシュだけど、お迎えはみんなバラバラだから、そんなに忙しくないはず。たぶん。まぁ、16時頃なんて仕事真っ最中なので、電話できる時間じゃないのですが。
しかもしかも。
私が初めて保育園に電話したのは9月だった。
そこで言われたのが冒頭の言葉。
「今だと一番早い日で、11月ですねー」と。
え、え!?
見学だけで、2ヶ月待ちなの!?
この時に初めて、本当の意味で、「保育園に入れないかも」と思った。
本気で保活をしないと、これはマズイことになる、と思った。
そこからは、電話で保育園見学の予約を入れまくった。
11月12月の有休はすべて、保育園見学をした。
そして、保育園見学前に質問するリストを作った。
見学後はそれをまとめ、比較リストを作り、どの順位で希望を出すかを夫婦で相談した。
そして、夫婦で相談の末、0歳4月で保育園入園を目指すことにした。ざっくりとして理由はこちら。
もし、1歳4月まで育休延長した結果、保育園にも入れなかったら。その後もずっと入れなかったら。最悪仕事をやめないといけない。
保育園に入れないというのは、働きたい親にとって死活問題。
だって、
保育園に入れない
=子どもを預けられない
=仕事が出来ない
=最終的には仕事をやめないといけないから。
私は仕事が好きだ。最悪のパターンで仕事をやめるという選択肢は、何が何でも避けたかった。だから、生後わずか2ヶ月でも、0歳4月入園を目指すことにした。
それでも、生後2ヶ月で保育園に入れるので、0歳2ヶ月で預けても大丈夫そうな保育園を厳選した。0歳4月で「ここだったら生後2ヶ月でも入れたいな」という保育園5つを記入した。見学したからこそ5つに絞れたと思う。
もし0歳4月で落ちれば、もうなりふりかまわず通える範囲の全ての保育園に入園の希望を出す予定でいた。
結果として、第5希望に入れた。ギリギリ。そしてめちゃくちゃ良い保育園だったので、本当にここに入れて良かったと心の底から思っている。先生も保護者も園児も、すべてが我が家に合っている。
◆保活の流れのまとめ
ということで、保活の流れを復習。
<保活ってほどじゃないけど…妊娠前に…>
1.出産する時期をコントロールするバースコントロール
2.保育園に入りやすい市や地域を選んで引越
<妊娠後の具体的な保活ステップ>
3.夏~秋頃に、保育園見学の電話を入れて、出来るだけ多くの保育園を見学。我が家は私が途中で切迫早産になってしまったので、結果として6つしか見学出来なかった。切迫早産になるリスクに備えて、早めに準備しておくにこしたことはない。
4.保育園見学ラッシュに備えて、有休を残しておく。
5.少しでも保育園に入れる確率が上がるように、年収は下げずに所得を減らす。
おっと、5.についてまだ話していなかったですね…!
これについては、また別の機会にアップします、たぶん。
この記事だけで、4000字近くになってしまったので。
参考になったよとか、「年収は下げずに所得を減らす」話を聞きたいな、という方は、是非スキをお願いします!!記事を書く励みになります!!
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次の記事、保活戦争Part3はこちら。
保活戦争Part1はこちら。
寝かしつけに困っている人へ。
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