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投資家みたいに生きろを読んで、投資とは何かが腹落ちした~大人の読書感想文vol.24~

こんにちは、FPむーです。
2023年、4つめの読書記録noteです。
今日紹介する本は、とても良かったので、定期的に読み直したいと思っています。今まで読んで良かった投資本の中で、3本の指に入ります。もし良ければ、GWにでも読んでみて下さい。

ちなみに、今年の読書記録note1つ目は、人生に作戦名をつけた話。2つ目は、山一證券破綻時の裏側の実話、3つ目は、14歳向けと見せかけて30代に響くお金の話

そして、今日ご紹介する本はこちら。
藤野英人さんシリーズの続きです。

投資家みたいに生きろ/藤野英人さん


▼こんな人におススメ


・世の中のどこにチャンスが転がっているのか知りたい人
・自分の市場価値をどう上げればいいのか知りたい人
・ノーリスク・ハイリターンな習慣とは何かを知りたい人
・日本人に欠けている金融教育とは何かを知りたい人

▼一言で言うと

投資家みたいに生きる
=投資家が当たり前に考えている思考を手に入れ、日々の習慣を変えること

▼特に印象に残ったので覚えておきたいこと

★投資家の考え方★
①投資とは?
エネルギーを投入して、未来からお返しをいただく行為。

エネルギーとは以下の5つ>
 ・・・主体性×時間×お金×決断×運
 1.主体性
(10億円の例)
 2.時間
(平等に与えられたもの)
 3.お金
(過去・未来の缶詰)
 4.決断
(成功体験の積み重ね)
 5.運
(謙虚な気持ち)
短期間で一発逆転を狙うのではなく、長期的に時間を味方についていくこと。

<未来からのお返し=投資の結果のリターン3つ>
1.目に見える資産
(お金、プロダクト)
2.目に見えない資産
(スキル、健康、人間関係)
3.明るい未来
(利他の気持ち)

②投資の「思考」を「習慣」につなげる3つ(p144)
1.お金をかけなくてもいい(ベンチャー精神)
2.三日坊主上等(脱サンクコスト)
3.プロセスを楽しむ(手段を目的に)

FPむーの要約

▼印象に残ったこと

投資家みたいに生きる
=投資家が当たり前に考えている思考を手に入れ、日々の習慣を変えること

投資の本質を知り、その力を使いこなせば、これからの人生100年時代、あなたは一生成長し続けることができます。

<老後2,000万円問題についての記載>
知っていた知識ではありますが、とても簡潔に分かりやすく、まとまっていました。

・20歳から40年働きながら、老後の40年の貯蓄をつくっておかないといけない。
・今から50年ほど前の1970年、日本人の平均寿命は約67歳だったそうです。当時は55歳が定年でしたから、50代になると多くの人は、「これ以上は働けないな……」と思えるほどに、ヨボヨボになっていたのです。年金制度は、当時のそういった人々の面倒をみるものとして設計されました。つまり、老後の「年金暮らし」は、約12年間と見積もっていたわけです。しかし、平均寿命はどんどん延び、国に老後の面倒をすべてみてもらうのは無理だ、という現実がやってきたのです。これが、おそらくみなさんが抱える「お金の不安」の正体です。じゃぁ、どうすればいいのでしょうか。今からやるべきことは、実は明確です。
<解決策4つ>
1.若いうちにたくさん稼ぐこと
2.支出を抑えること
3.長く働き続けること
4.収入の一部を投資に回すこと
3と4が投資家的な解決法。そのどれか1つが正解というわけではなく、1人1人が収入や生活に応じて4つを組み合わせていく。

『投資家みたいに生きろ』藤野英人 p6

→個人的には、「4つを組み合わせていく」というのが、とても響きました。

・日本人の約50%もの人が、「投資なんて勉強したこともないし、やるつもりもない」と考えているのです。

 ※FPむー注釈:この本の第1版発行は、2019年9月11日。今から約4年前。

『投資家みたいに生きろ』藤野英人 p11

→半分もの人がそう考えているのか!改めて、根深い問題だと認識。

・根本的に投資家は「淡々とやる」ことが大事です。
マーケットが上がろうと下がろうと、「自分の軸」を持ち、行動や生活リズムを変えないことです。
・思考が変わると「今」が変わる

『投資家みたいに生きろ』藤野英人 p37,p46

→そう。どんなに大きなプロジェクトや大きな試験でも、分解して解像していくと、1つ1つの小さな積み重ねであることがほとんど。その積み重ねが大事なんだぁよなぁ、と最近思うことが多かったので共感。また、「思考」を変えていくことはとても大事で、そのために自身の仕組みづくりを(ポイント:お金をかけなくてもいい、三日坊主上等、プロセスを楽しむ)することもとても大事だと思ったので共感。

・これからの時代は、1つの仕事だけで食べていくのではなく、リスクヘッジとしてまったく別のスキルを身につけることを考えた方がいいでしょう。
・投資家みたいに考えるということは、短期間で一発逆転を狙うのではなく、長期的に時間を味方についていくことでもあるのです。

『投資家みたいに生きろ』藤野英人 p59

→ここまで断言している本を初めて見た気がします。「1つの仕事だけで食べていくのではなく、複数のスキルを持ちなさい」という本はよく読みますが、「まったく別のスキルを身につけた方がいい」とは!自身のスキルの棚卸をしてみようと、改めて思いました。

・「消費=応援」と考えてみると、あなたがお金を使う行為は「力」を持ち始めます。
・変化への対応こそ「安定」
・「貯金は善、投資は悪」という思い込み(が良くないという話)
・宣言することで、周囲とのコミュニケーションが格段に広がっていく
・「5分だけやる」という方法、これに勝る王道のやり方はない
・見えない資産を増やそう

『投資家みたいに生きろ』藤野英人 p72、p118、p120

→「消費=応援」という考え方は、藤野さんの他の本やインタビュー等でもよく出てくる考えな気がします。確かに、消費してお金を使うことは応援ですよね。
→また、変化への対応こそ「安定」というのも納得。自身が変化に対応できているか、定期的にチェックしていこうと思いました。
→「5分だけやる」これに勝る王道のやり方はない、というのも納得。CIA(公認内部監査人)の勉強をしていた時に、まさに「5分でいいから毎日やる」を意識していました。

▼この本を読んだ学びをどう活かしていくか

この本を読んだ後、具体的にやりたいなと思ったことが3つあります。これを、6月に出来ればいいなー!

①「可処分時間」を見える化する

一週間の「72時間」の可処分時間を、何にどれだけ使ったかを見える化してみる(1月~4月のどこかの一週間)。そして、理想的な1週間の過ごし方も見える化して、比較する。理想に近づけるためにやるべきことを具体化する。個人的に「見える化」して現状を把握し、対策を考えるというフローが大好きなので、ワクワクします!

平日の8時間は睡眠、8時間は労働時間だとして、残りの平日の8時間と休日の16時間は、「可処分時間」。一般的なサラリーマンだとしたら、一週間に「72時間」の可処分時間を持っていることになります。

Q.先週の72時間は、何にどれだけの時間を使いましたか?
残業8時間、家事5時間、読書2時間…というように、具体的に書き出してみましょう。いかがでしょうか。
また、できれば理想的な1週間の過ごし方として、それを「どう変えたいか」もセットで考えてみましょう。「読書の時間をもう3時間は増やしたい」「土曜日の午前中をもっと有効に生かせないか」など、課題がハッキリすればOKです。
あるいは、先の未来を意識して質問を変えてみるのもいいでしょう。この先5年間で、1万時間かけて習得したいスキルは何でしょうか。「少しでもピアノを弾けるようになりたい」「得意料理のレパトリーを増やしたい」など、未来の自分の姿を想像してみるのです。
前頁の「10億円の思考実験」とリンクさせて、そこから逆算すれば、「今やるべきこと」が具体的にわかるはずです。
こうして時間の使い方を意識改革することで、「主体的に時間を投資する」という投資家的思考が身につくのです。

『投資家みたいに生きろ』藤野英人 p6~p63


②30秒で「好き」を、3分で「鉄板ネタ」を伝える。

▼30秒の自己紹介
これ、一度作っておくと、色んな場面で使えるなぁと思いました。第一印象は自己紹介の仕方で決まる…こともありますしね。また、エレベータートークでも使えるかもしれないなと思いました。エレベーターで30秒は長いので、10秒verも考えた方がいいかもしれません。

30秒の自己紹介は、名前と所属と「今やっていること」くらいに留める
「旗を立てる」ことが大切
・運転手の仕事をしていて、プライベートでも車が大好きです
・昔から動物が好きで、今は犬や猫に関するボランティアをしています
というように、「好き」を伝えるのがポイント。自慢話はNG。

『投資家みたいに生きろ』藤野英人

▼3分の自己紹介

30秒の自己紹介に加えて、起承転結のあるエピソードを1つ話すのがベスト。
・ブラジャーで育ったファンドマネージャーの話
・日本一多趣味なファンドマネージャーの話
自慢話はNG、できればつかみとして「笑い」をとれる話が良い。笑える程度の失敗談は、人との距離を縮めるのに効果的です。3パターンほど用意しておき、適宜、使い分けるようにしましょう。

『投資家みたいに生きろ』藤野英人


③スキルの棚卸しをする。

「これからの時代は、1つの仕事だけで食べていくのではなく、リスクヘッジとしてまったく別のスキルを身につけることを考えた方がいいでしょう。」と書いてあったので、改めてスキルの棚卸を行います。

この3つを、6月の目標にしようと思います!なぜ5月じゃないかって?5月は、他にやりたいことがあるので。

以上、「投資家みたいに生きろ」を読んでのアウトプットでした。
これからも何度か読んで、自身の指標の1つにしたいなと思える本でした。
とても良かったので、みなさんもぜひ読んでみてください。

最後に、もう一度サマリーを。

<「投資家みたいに生きろ」のサマリー>
投資家みたいに生きる
=投資家が当たり前に考えている思考を手に入れ、日々の習慣を変えること

投資とは、エネルギーを投入して、未来からお返しをいただく行為
<エネルギーとは以下の5つ>
1.主体性
(10億円の例)
2.時間
(平等に与えられたもの)
3.お金
(過去・未来の缶詰)
4.決断
(成功体験の積み重ね)
5.運
(謙虚な気持ち)

<未来からのお返し3つ>
1.目に見える資産
(お金、プロダクト)
2.目に見えない資産
(スキル、健康、人間関係)
3.明るい未来
(利他の気持ち)
エネルギー=主体性×時間×お金×決断×運

(4,400字ぐらい)


<藤野英人さんシリーズの読書記録>
14歳の自分に伝えたい「お金の話」
・投資家みたいに生きろ(このnote)
・投資家が「お金」よりも大切にしていること
・お金を話そう。

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