電動自転車でめぐる因島③〜土生商店街・新藤フルーツ・ルリヲン〜
10年後にこのnoteを読み返して、この特別な夏を懐かしく思い出すんです。なので因島初日をひたすら時系列に辿っているnote、やっと夕方になりました。
18:00 土生商店街(興文館書店・一色商店)
上田塾に後ろ髪引かれつつ、そろそろ自転車の返却時間が迫ってきたので土生に戻り、商店街をゆっくりと廻ってみました。
かつては流れに逆らって歩けないほどだったという日立造船の企業城下町、今は静かな商店街でした。
↑島ぽるブックカバーでお世話になった興文館書店さんの看板が写真に写ってる!
夕暮れの中、のんびり廻っているとSNSで見ていたお店を発見。一色商店さんだ。
残念ながらお休みだったのですが(お魚バーガー食べたかった)、お店の軒先にかわいいグッズが出ていて、店主さんが「こんにちは」と声をかけてくださる。
どうやらグッズは販売しているようで、ありがたくエコバッグを購入。あれ、これは予定してなかったんだけどな。おかしいな。
とてもかわいくて、因島でも横浜ロマポルでもめっちゃ使いました。買ってよかった。何ならもうひとつ買っておけばよかった。
その先を行くと、興文館書店さんを発見。懐かしい雰囲気の本屋さんでした。
数ある島ごとぽるのグッズの中で、発表時に一番ほしい!と思ったのが、こちらのブックカバー。
どちらのデザインにするか散々迷ってアゲハ蝶バージョンを選びました。
迷っている間に、こちらでも店主さんが「どちらからですか?」と優しく声をかけてくださる。
自分からお店の方に声をかけるとかなかなかできない性分なのですが、あちこちで自然に声をかけてくださったおかげでみなさんと少しずつお話しできて、本当に嬉しかったです。
ありがとうございます。
因島公園からの眺めがおすすめだということなどをお聞きしながらブックカバーのお会計をしようとすると、レジ横にはっさくんの缶バッジ発見。
いろいろ種類があってごそごそと見ていると「ゆっくり選んで」とレジ台にたくさんの缶バッジを全部出して、一緒に種類を探してくれました。
ほんと、この島の方ってみなさん優しすぎる。
18:30 レンタサイクル返却・レンタルシステム
事務所は19:00までだけど18:30頃までに返しに来てと言われていたので、返却に。
ドアを開けると「あ!めぐさん!?よかったよかった」とほっとしたように言われる。
あれ、時間間違えた?延長の連絡も要らないって聞いたけど…?
ご迷惑おかけしちゃったのかなと思っていたら、延長料金を計算して「え!9時間!9時間だよ!ええっ!」と何度も言われる。
もしかしてそんなに長く借りるのって珍しいんですかね…?
※翌日、もう一度電動自転車を借りる時に「4時間2000円+延長料金」とは別に「1日4000円」の電動自転車もあることを知ります。
これ、ネットで調べてもイマイチよくわからないんですが、推測するに「借りる場所は同じだけど、因島レンタサイクル事務所(因島観光協会)と、しまなみレンタサイクル(しまなみジャパン)の2種類が管理する自転車がある」ということのようです。
一見さんには難易度高い…
18:45新藤フルーツ
自転車を返却して港に出てみると穏やかな海、そして美しい夕焼け。
これはぽるの抜きにしても、この島に惚れるよね?
しばらく眺めてから、このままずっと佇みたい気持ちを抑えて、もう1ヶ所行きたかったところへ。
思っていたよりずっとずっとこじんまりとした、小さな店舗でした。
目の前は因島総合病院。
てっきり興文館書店さんや一色商店さんと同じあたりの土生商店街の中にあるかと思いきや、少し離れたところにあるんですね。
もう一度土生商店街に戻るとスーパー発見。フレニール。
なにか地元産のものとか、岡野パンとかあるかな?と思って入ってみるも、すぐに流れる蛍の光。え??
スーパーが19:00に閉まるという事実に普通にびっくりする。そういえば子どもの頃はそんなに遅い時間までやっていなかったっけ。
岡野パンは売り切れだったのか見つけられませんでした。残念。
そのままぷらぷら歩いていたらキッチンカー発見。
やっぱり海が見たくて港のほうへ。
ざっぱーん!みたいな波の音もなく、どこまでも穏やかで、静かな海。
夜の19時、クルマが通り過ぎる音しか聴こえない。
心が静かに落ち着く。
19:30ルリヲン
お夕はんを初めましてのフォロワーさんと約束していて、ルリヲンさんへ。
ここもぽるのモード。どこへ行ってもぽるのモードです。ありがとうございます。
わざわざBGMを解放区に変えて提供してくださる。しかも花火のタイミングまで計算されていて、びっくり。
だいぶボリューム多いのかなと思っていたのですが、全然そんなことなくて、ちょうどいい量でした。しかも!めちゃくちゃ美味しい!!
因島びいきとかでなく、東京だとしても絶対食べに行きたいカレーです。ごちそうさまでした。
フォロワーさんからいろいろ教えていただき、もっとお話ししたかったけどあっという間に船の最終便の時間になってしまい、慌ただしくお店を出ました。
21:29 土生港→22:09 三原港
クルマ以外の公共機関の移動となると、島への出入りの時間に制限があるんだなということも実際に行ってみて体感しました。この船を逃すと本州側への移動手段が断たれるので、絶対に遅れてはならないという緊張感。
ちなみにバスだと最終便の時間はもっと早い。
島ならではの生活が少しだけ垣間見えた気がしました。
夜の海は、当たり前だけど真っ暗闇でなにも見えません。ぼんやり黒い海を眺めながら三原に戻りました。
ホテルに戻って、明日も元気に動けるようにアミノバイタルGOLD。
今思い返しても、初めての因島の初日は濃厚すぎる一日でした。
ずっとずっと感動が続いた一日。
一生忘れたくない一日。