繋がり

更新が遅くなってしまいました。

あまり構え過ぎて、あれ書こうかな、これ書こうかなと思うと、まとまらなくなってしまい…。

でも今後はもう少し気楽に書いて行きたいと思います。

ある女性との出逢い

先日のある演奏の場でのこと。

女性が演奏後に声をかけてくれました。
「演奏聴いてたら思い出しちゃって」

お話を聞くと、震災で音楽をされていたご友人が亡くなられたそうです。

ピアノを弾いて自分に聴かせてくれていた事を思い出して、ずっと目が離せなくなったわと、教えてくれました。

亡くなった方は僕にとって何もご縁がない方ですが、声をかけてくれた女性によって、故人と僕とを繋げてもらいました。

実はこう言った話は演奏をした後に聞かせてもらったりする事があります。

気持ちを繋げる

心のどこかに閉まっている喪失、悲観の拠り所だったり、想いを馳せる回想の一部に、僕が演奏した音楽が重なって一気に引き寄せられ、今を生きてる人と亡くなった人を繋げる時間になっているのかもしれません。

普通なら初対面の人に、自分の友人の死について話す事はあまりないと思いますが、演奏を聴くと、自然と話をしたい、と言う気持ちになるのでしょうか。

心を素直にさせてくれる

音楽の時空を超えた繋がりをもたらしてくれる不思議な力で、色んな時間に生きている人達を一本の線にしてくれます。

忘れかけている気持ちを、音楽によって引き出され、また故人を思い出させてくれる、そんな力が音楽にはあります。