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遺族年金見直しは「年金廃止」ではありません

「遺族年金が廃止になる」という情報が出回っています

メディアに惑わされず正しい情報を知りましょう


猛暑の中ひきこもり、この内容を解説してみました

令和5年厚生労働省
「第6回社会保障審議会年金部会」
資料によると

1.制度上の男女差の解消
2.養育する子がいない家庭における有期化または廃止
3.その際には、現に配偶者の年金で生計を立てている者への配慮が必要
4.離婚後に子を引き取った一方が亡くなり、その後生存している一方が子を引き取ったときにおける遺族基礎年金の支給停止といった各論の検討

出典:厚生労働省

厚生労働省資料はこちらです
(なぜか埋め込めない……)
https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/001224068.pdf


今は夫婦共働きの世帯が非常に多くなり、社会の変化に合わせた制度の見直しが必要とされたため、課題提起がされました

男女差の解消が課題であり、今すぐに遺族年金が廃止になる訳ではありません


問題を3つに分けて考えてみます

①現行は、夫を亡くした子供のいない妻が30歳未満の場合、遺族年金給付は5年のみです
これを是正し、50歳代まで給付期間を5年のみとし、生活再建に向けた一時的な保障に変える案が提起されました


②子供が18歳になり遺族基礎年金(※1)を受給できなくなった妻に加算される中高齢寡婦加算(40~65歳)に対して、男女差解消のための再検討が必要との意見が出ています
(※1:国民年金からの遺族基礎年金は18歳未満の子供がいないと支給対象になりません)


③一方で妻を亡くした55歳未満の夫は、現行では受給権が現在はありませんが、20~50歳代でも5年間の給付対象となるようにしていく方向です


この内容はまだ決定ではありませんので、今後の討議でどうなるのか注意が必要です



その他現時点で具体化はしていませんが「年金第3号被保険者(会社員の妻)の保険料を第2号被保険者で支えるのは不公平」との声が強くなってきています

10月には社会保険の加入要件が拡大されます
これにより年収の壁が低くなり第3号被保険者が減る見込みです


これらのことを考えると「女性がどのように働いていくのか」を今一度よく考えた方がよいのかもしれません


万が一の際に出る遺族年金がどのくらいあるのか、妻個人としての年金がどのくらいあるのかなどを1度きちんと調べることをオススメします


遺族年金はそもそもご夫婦の場合ですから、私のようなシングルは自分自身の年金でしっかりと準備する必要があります


楽しい老GO®のためには正しく知ることが大切です
年金受取額、貯金・投資などの老後資産
いつまで働くのかなどの未来設計

法令が改正されたり、自分自身の収入が変わったりします
健康診断のように年に1度は「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」などでチェックしましょう

公的年金を加味しなければ、老後資金4,000万円あっても足りません
年金制度を理解した上で、iDeCoやNISAで不足額を投資するのがよいと思われます


お金は学ぶことで安心が増えます
猛暑ですから外出を控えて学んでみませんか?

未来のお金は不安を減らして、楽しく準備しましょう♪




最後まで読んでいただき、ありがとうございます♡




#猛暑の過ごし方

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