「お金のいらない国」
長島龍人さんが書き、NPO法人地球村から出版された本です。
「もしもこの世にお金というものがなかったら」
というテーマの物語で全4巻です。
お金のない世界は人のつながりがとっても優しい世界♪
仕事は社会への奉仕。世の中の役に立つことで目的は報酬ではない。
今している仕事が本当に価値のあるものかどうか判断する方法はお金が無くなりその仕事から報酬が得られなくても自分がその仕事をすべきだと思うかどうか。
自分のことよりいかに社会や人の役にたつか考え自分の出来ることを仕事にしている。
人々は無駄遣いをせず必要最小限のもので生活しようとする。
お金がなければ回っていかない社会、そのお金を奪い合うことでたくさんの苦しみ、犠牲を生み地球環境まで破壊しつくそうとしている。
お金にとらわれない生き方で世の中は変わる。
2巻以降では大量生産、大量破棄、フェアトレードから資源の大切さや環境破壊の問題にふれています。
日本の食料自給率は40%以下。
経済成長を求めて環境を破壊した上に食料までも自分たちでまかなえなくしてしまった。
人の心が成長し所有欲や対立思想から脱却しない限り平和な世界の実現は望めない。
つぶしあい、足の引っ張り合いになるのは自分の利益を優先する経済中心の競争社会だから。
所有に伴う比較、競争、これを基本にしているからお互いが納得できる道がないと思い込む。
金儲けの為になくても済むものを作り続け時間やお金に振り回され本当に大切なものが見えなくなってしまっている。
世の中を動かしているのは支配者でなく私たち自身の日々の選択、行動によって世界は動いている。
1人1人がこの社会の異常さに気付き行動を起こし軌道修正することで未来はいい方向に変えられる。
数年前に勧められて読んだ本。
とても薄い絵本のような小さな本ですが、お金よりも大切にすべき考え方がつまっています。
資本主義の成長し続けないと回らない経済に警鐘を鳴らしています。
1巻だけでもぜひ読んでいただきたい内容です。
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