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🍷下戸の飲みかた🍶

私は、いわゆる下戸で、
とってもお酒に弱い。

どれくらい弱いかというと、
ビールを二口飲んだだけで、パーっと顔が赤くなり、ドキドキして
ビールをグラス半分でも飲めば、気持ち悪くなるか眠ってしまうくらい弱い。

お酒に強い、蟒蛇(うわばみ)などと呼ばれるような人からすれば、全く相手にならないレベル。


下戸が祟って、数年前の初詣でやらかしたことがある。

近所のお寺さんへ除夜の鐘をつきにゆき、
そのまま、別のお寺さんを梯子して、初詣に回るコースだったのだが

初詣が終わり、境内で振る舞われていたのが甘酒ではなく、熱燗だったのがいけなかった。

小さめの紙コップ一杯だからと、ほくほく顔で飲み干してしまい、地元の知り合いと談笑して、ほかほかと体が暖まってきたところで、気持ちよく帰ろうとしたら

見事に腰がくだけ、帰りの階段を降りられなくなった。

夫と子どもたちもいたのだが、総出で「介助」してもらってどうにか階段を降り、

自宅へ戻って新年早々、トイレでキラキラする事態となった。

この出来事は今でも、わが家の新年二大事件となっている(もう一つは、年末年始に家族総出でコロナに罹ったこと)

けれど、そんな私でも、蟒蛇さんと肩を並べられることがある。

それは

お酒の好き嫌いがないこと。


ビールでも日本酒でも、ワインでも焼酎でもウイスキーでも、紹興酒でも梅酒でも濁酒でも、何でも飲める。


もちろん、量は飲めない🤣

じゃあ、お酒の場ではどうするかというと、

ロックと烏龍茶を同時に頼んで、ずーっとちびちび飲んでいる🤣🤣


以前のお酒の席は、グラスの回転率を上げなければ、楽しんでいないと判断される空気があったけれど、

ありがたいことに最近は、浜ちゃんとアサヒが「スマドリ」の宣伝をしてくれているおかげもあり

年を取って、あまり飲み方をうるさく言われなくなったのもあり

ガード下でカップ焼酎をちびちび舐めている、昭和のおじさんのような飲み方をするようになった。


「ぬるいビールはおいしくない」とか
「氷が溶けたらだらしない」とか
そういうこだわりがないので
(悪舌なのかもしれない)

氷が徐々に溶けてきて、薄口になってくるお酒を、それはそれで楽しんでいる


ただ、そもそも、飲めないがゆえに運転手を買って出ることも多いし、そもそも若い頃に比べれば飲み会がないし

家で飲むときはお酒の缶を買ってきてしまうことが多いので、ロックでお酒を飲むことは殆どない。

というか、「ロックで、濃くて美味しいお酒を飲みたい」が為に、外へ飲みに行くと言っても過言ではない。


ロックで一番好きなのは、ウイスキー
丸くて大きな氷がいい

一度にたくさん飲めないぶん、
くちびるにお酒が触れた瞬間から、舌先をつたって喉へ落ちていくまでの、味と香りの変遷をじっくり味わう

その時間は、一杯の美味しいコーヒーを味わう時間にも通じる

けれど、自分の感覚と判断が鈍る=「酔っぱらう」までの、非常に短い限りある時間を、極上のお酒で満たすのは、

最高に贅沢な時間で、私の好きな時間であり、

とても危険な時間👄


ひとりでひっそり、味わう時間


弱いくせにこんなことを言ってるものだから、「お酒、ホントは強いんでしょ?」と、誤解されるんでしたとさ🤣


あっ、ちなみに、日本酒の熱燗も好きです🍶
それも、ものすごく辛口のがすき❤
コクと香りの移ろいが永く楽しめるから~✨



#ほろ酔い文学

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