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日々好物 vol.17
きのう、久々の晴れ間に
家族で近所を散歩しました
田んぼの畦道で見つけたのが
ホソミオツネントンボ
https://www.odonata.jp/03imago/Lestidae/Indolestes/peregrinus/index.html
あざやかなターコイズブルーに
黒の水玉がオシャかわいいトンボ
ふつうのトンボは、ヤゴ (幼虫) で冬越ししますが、このオツネン=越年トンボの仲間は、名前のとおり成虫のまま、冬を越します。
なので、他のトンボよりもはやく
その可憐な姿を見つけることができます
春告げ鳥ならぬ
「春告げトンボ」
「トンボ」と言うと、オニヤンマや赤トンボのような、ギョロリとした目玉に長い胴で、ぶんぶん飛び回る種類がおなじみですが
オツネントンボやイトトンボのような、小さくて華奢な種類は、飛びかたも色味も違います
一体どうしたら、こんな配色を思いつくのか
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53008624/picture_pc_13e1c78a986321afb427e71a189221bd.jpg?width=1200)
羽も胴体も、なにもかも華奢で
田んぼの風に乗るように
ふわふわ、さらさらと飛んでいる
ちょっと目を話したすきに
どこへ飛んでいったかわからなくなる
かと思うと、土手の草の葉に
擬態するかのようにつかまって
揺れている
小さな子どもでも簡単に
手で捕まえられる小ささと
やさしさ
濃い水色はオスで、
メスはもう少し淡い浅葱色
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53008142/picture_pc_5683cff032a67cd7d711ba919b35b4fd.jpg?width=1200)
下にいるのがメス
ボケ気味の写真で申し訳ない💦
スマホだと、ピントが合わせられないくらい、小さくて細いのです💦
昆虫用にカメラが欲しい(笑)
しかも、この色
始めからあざやかな水色ではなく
羽化して冬越しするまでは
地味な褐色
それが、春の訪れとともに
だんだんと春の陽気をすいこむように
あざやかな水色へ染まっていくのです
「恋は水色」という曲がありますが
まさに、恋をするために、
彼らは水色になるのです
自然って不思議…
生きものってすごい…
昨年は、1匹しか見つけられなかったホソミオツネントンボ。今年は、次々に4,5匹見つけられました。
自然が少なくなっていくなか、
うれしい発見でした。
田植えも終わり、
季節は徐々に、夏らしく。
これから、大型トンボの季節がやってきます