見出し画像

”習うより慣れよ”で公道に放り出される

春のリモート職場復帰を目指して、忙しくしていたら更新が疎かになってしまった。息子の預け先を探したり、送り迎えをするために車の免許を取らなければならないのだ。

まだ道半ばだが、今日は車の免許の取得に向けた動きを書いていこうと思う。

私は東京生まれ東京育ちで、これまで車の免許とは無縁の生活を送ってきた。しかし、ここニュージャージー(しかも我が家はニューヨークからはかなり遠めの田舎)となると、車がないと生活が出来ない。異国に来て、まさか人生初の運転をすることになるとは、、、。

まずは仮免を取得するために、書類を揃え、Webテストに合格し、視力検査を受けなければならない。
先日仮免を取得するためにMotor Vehicle Commission、通称MVCに行ってテストを受けてきた。

テストは日本語でも受けられるのだが、実際に運転する際は標識も全部英語になるため、英語を選択した。一瞬日本語で、とも思ったのだが下記の過去問を見て英語受検一択と腹をくくった。

何故、安全ベルトと肩ベルトの両方をするか?
A 付けないよりもいいから。
B しないよりも、ずっといいから。
(C,D省略)

MVCの過去問より

ところで、我が家は夫婦で勉強のスタイルが異なる。夏休みの宿題に例えるならば、夫は夏休み開始早々に宿題を終わらせて悠々と遊ぶタイプ、私は一応は早く片付けなければと思いながらも腰が重く、8月31日にお尻に火がつき徹夜で終わらせるタイプである。

習慣とはなかなか変えられないもので、今回のテスト勉強も夫に「そろそろ始めないとヤバイよ」と発破をかけられ続け、テスト3日前に突然スイッチを入れ過去問を解き始めたわけだ。人生で一度も運転したことない人がこれで大丈夫なのだろうか。

大丈夫だった!

結果は、目覚しい頑張りの甲斐あって、3問間違いでパスすることが出来た。暗記系は得意なのですよ。

さて、仮免を取ったら3か月先に控えるロードテストに備えて、練習開始だ。US Driving School というサービスを利用して、運転のレッスンを受けることにした。

レッスン初日。インストラクターが自宅まで迎えにきたくれて、近所の教会にある広い駐車場でレッスンスタート。
ちなみにスタート時点でのレベル感は底辺をいっていたと思う。仮免テストで間違えた問題のうちの一つが、アクセルとブレーキはどの足で踏むか?という問い。過去問にも出てこず、車にも乗ったことないのだから知る由もない。こんな状態で車に乗ってしまっていいのだろうか。

インストラクターは駐車場につくなり、簡単に車の構造についてレクチャーをしてくれて、その後トロトロ運転で駐車場で運転練習をした。
そしてなんと開始から15分後に、「公道に出るよ~!」って。

ええええっ!

思わずインストラクターに「本当に出るの?」と聞き返してしまった。日本で教習を受けたことがないので日本式は知らないが、きっと座学をしたり、まずは教習所内で練習をしたりという感じなのだろうか。それをいきなり公道とは、アメリカの田舎ならでは。


そんなこんなで初運転は驚きの連続で、ずっと口が開いたまま運転をしていて終わる頃には喉がカラカラ。車通りが多くない昼間だったとはいえ、公道を走り、無事に帰ってくることが出来て良かった。

息子の送り迎えをするために、運転は必須。母、精進します。

いいなと思ったら応援しよう!