主体性のない学生のための就活#4(ラスト)
主体性がない学生のために向けた就活アドバイスの#4です。
今回がラスト。
最後はどうしても就活がうまくいかないという学生に向けて、裏技を話そうと思う。
最初に言っておくが正攻法ではない。
そして100%合格するわけではなく、加点される「可能性」があるということを理解しておいてほしい。
あと採用人数が多い大企業向けであり、数名しか採用予定のない企業には向いていないのであしからず。
①再応募する
落ちてしまった企業に再応募するという方法だ。
禁止されていない以上はチャンスはあるという考え方である。
就活には「運」の要素も確かにある。
採用する側にとっても就活という限られた時間・場所で学生の全てを評価することはできない。
可能性を上げることができるのなら再チャレンジしない手はないのではないだろうか。
私は仕事への適性は働いてから成長すると考えている。
だからより強く志望している学生に入社してほしいと思う。
普通は諦めるところを、二度三度応募してくる学生の方が私には良く映る。
たった一文のメールでお祈りされて終わるなんて、もったいないじゃないか。
ただし、明確に禁止しているところはやめておいたほうが良いので注意しよう。
②縁故採用を狙う
いわゆるコネ入社というものである。
パッと「コネ入社」と聞いて、ズルいと思った人はたぶんそこまで切羽詰まっていない。
いや、まだ社会人をイメージしきれていないと言うべきか。
何らかのコネクションを使って売り込むなんてことは、ビジネスではごく普通のことである。
名の知れた大企業にはこの縁故採用という制度が存在することが多い。(一般社員に公表する・しないの違いはあるが)
ちなみにイメージするような縁故採用「枠」があるのではなく、選考の際に加点されるというイメージの方が正しい。
使える制度は積極的に使っていくべきだ。
しかし私にはそんな人脈なんてない、と多くの人が思うだろう。
自分にはなくても親はどうだろうか、親戚はどうだろうか。
必ずしもそこで働いている必要はない。
縁故採用と聞くと親子関係というイメージを持つが、取引先のご子息や顧客のご子息、お世話になった方のご子息というパターンも存在する。
もっと言うと、人脈が無ければ作ればよいというのも存在するが採用を担当している人から怒られそうだからこの辺りにしておく。
ここまでの#1~#4が主体性がない学生のための就活アドバイスである。
敢えて「主体性のない」と銘打ったのは、就活において私がコンプレックスだったからである。
私は海外留学もしてないし、ボランティアもしていない。
サークルや部活動の部長でもなければ役員でもない。
そんな学生だった私でも結果としては就活は成功した。
だからそんな小さなことで就活に対して後ろ向きになってほしくないのである。
大丈夫、みんなが普通の学生であることと同様に、相手する人事もただのサラリーマンだ。