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子供が「保育園行きたくない」と言ったとき
子供が「保育園に行きたくない」と言ったら皆さんはどうしますか?
我が子が通う保育園は、先生方が日々対応を工夫してくれる場所でした。園と連絡をとりあい家でも試行錯誤で子育てをしていました。
また市の保健師さんたちが定期的に園に来ており、第三者から見た子供の様子など客観的な情報を得ることもできていました。
そんな我が子は、ある時期登園しぶりが激しかったことがあります。
登園しぶりについての考え方や調べたことをまとめました。
1 登園しぶりは「始まり」ではない
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登園や登校を嫌がる時は、本人が耐え続けた結果の最終段階と言われています。
ですので子供が登園しぶりを始めた時は「とうとう来たか」との思いがありました。
登園しぶりが出た時点で「この子には休息が必要」と思うようにしました。
2 登園しぶりで親と保育士ができること
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登園しぶりが出た時点で、保育士さんとは情報を共有しました。
(1)始まった時期や考えられる出来事について
登園しぶりの少し前まで遡って、普段とは違う保育園のイベント(進級、運動会や発表会)や家庭環境の変化がなかったか考えます。
本人がどの時点から辛くて、この時期にSOSを出したのかを考えました。
(2)周囲の人間関係について
私たち親や保育士など大人の言動で本人が辛くなっていないか、本人に尋ねました。
また園の友達とトラブルがなかったか本人や保育士さんとも確認しました。
保育士さんからは「どんな遊びで楽しそうか」「誰と遊んでいることが多いか」「先生に話しかけているか。困りごとを言えているか」を教えてもらい、そこから何かヒントはないかも一緒に考えました。
(3)本人の言動と降園後の様子
本人に「〇〇はOK?嫌?」など、何が辛いのかいくつかの予想をたて、気持ちを探りました。
また日中の保育園での様子が普通であっても、お迎え時に嬉しそうにしているのか、嫌そうにしているのかも保育園を楽しめているのかの判断材料の一つであると学びました。
のちに登園しぶりがおさまり「もっと遊びたい。お迎え早すぎる!」と言われた時は、ほっと胸を撫で下ろしました。
3 登園しぶりが起きたらできることは4つ
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登園しぶりの理由さがしは難しいです。
本人に理由を聞いてもそれだけが原因と言うよりは「理由の一つ」であると考えています。
自分の状態や気持ちを正確に把握し、言語化するのは大人でも難しいものです。
だからこそ保護者や周りの大人が丁寧に観察し、本人が辛いと感じそうなことをピックアップして対策を試行錯誤するしかないとも思います。
当時登園しぶりの理由を一緒に考え工夫してくださった園長先生をはじめ保育士の皆さんには感謝でいっぱいです。