いやあ、先週末は暑かったですね。
熱中症で搬送される方も多かったようです。
今日は少しましに感じます。
通勤で駅から少し歩くのですが、
日傘を導入したら、疲労度が少しマシになりました。
水分補給も忘れずに。
アスパルテームに関して最終報告がでていました。
Aspartame hazard and risk assessment results released. WHO. 14 July 2023.
アスパルテームの1日許容量は40㎎/kg、
50kgの人で1日2gのようです。
このような話題ではお決りのフレーズですが、
なかなか、断定できるほどの証拠(エビデンス)はないようです。
市販の清涼飲料水にどれくらいアスパルテームが含まれているか、
ちょっとわかりませんが、
70㎏以上の人が1日9-14缶飲まなければ問題ないようです。
それだけ飲むのは厳しそうです。
今のところ、発がん性と関連すると断定する根拠に欠けるので、
更に検討(臨床研究)が必要とのことです。
発がんとはあまり関係ないようで、
めでたしめでたし。
といったところですが、
一つ気になる点があります。
前回記事でもあげましたが、
アスパルテームが分解するとき、
メタノールが生成されます(10%程)。
さらにホルムアルデヒド=>蟻酸が生成されます。
アスパルテームそのものより、
こういった代謝産物がいろいろと悪影響を及ぼす可能性があるようです。
(メタノールは新鮮な果物にも微量に含まれているようですが)
Aspartame—True or False? Narrative Review of Safety Analysis of General Use in Products.Nutrients. 2021 Jun; 13(6): 1957.
ちょっと長くなったので、こちらの論文の紹介は割愛します。
また、蟻酸の影響として、
神経とくに視神経に炎症を起こす可能性があります。
メチル(目散る)アルコールなんて覚え方がありました。
げっ歯類(ネズミ)に比べて霊長類(人間)では、
(肝臓での酵素濃度の低さにより)、
代謝が遅く、蟻酸化合物の蓄積を来たします
(なのでネズミ等を用いた動物実験は人ではあてにならない)。
とはいっても、
1日あたり摂取するアスパルテームの量は微量なので、
私のようなおじさんは気にする必要ないのかもしれませんが、
小さな子供には、できたら避けたいなあ、
というのが個人的な(あくまで)感想です。