胆石について。その③。

暑いです。
梅雨前線も弱まり、
関東では最高気温は35度くらいの所が多いそうです。
熱中症警戒アラートも出たようで、
熱中症対策を万全に。
静岡は38度まで上がる予報でてます。

太陽周期の極大期が今年1~10月がピークだそうで、
暑さに耐えるしかないですね。



長くなりましたが、前回から引き続き胆石です。
Cleaveland clinicからGallstonesです

胆石はどのように除去される?
①内視鏡検査
胆管にできた胆石は、内視鏡検査(ERCP)で除去されます。これは切開の必要がありません。胆石は喉に通された長い管(内視鏡)を用いて取り出します。胆嚢内の胆石は、胆嚢を摘出することで除去します(胆嚢摘出術)。これは通常、低侵襲手術法である腹腔鏡手術で行うことができます。
②腹腔鏡下胆嚢摘出術
腹腔鏡下胆嚢摘出術は、腹部の小さな “孔:ポート “を切開し、腹腔鏡と呼ばれる小型カメラを使って手術を行う方法です。腹腔鏡は1つのポートから挿入され、別のポートから胆嚢を摘出します。切開部が小さいため、従来の開腹手術に比べて術後の痛みが少なく、回復が早いのが特徴です。
③開腹手術
人によっては、より複雑な病気で開腹手術が必要な場合があります。開腹手術を受けると、切開部分が大きいため、術後の入院期間が長くなり、自宅での回復期間も長くなります。腹腔鏡下胆嚢摘出術の中には、手術中に合併症が生じた場合、開腹手術に移行する必要がある場合もあります。


手術は腹腔鏡下手術が主流です。
諸事情(炎症が強かったり、癒着が強い等)で、
開腹を選択されるかもしれません。
稀に手術中の予期せぬ合併症(総胆管に傷がつく等)で、
開腹に移行することもあるかも。

犬の手術でも、
最近は腹腔鏡を使っている所もあるようですね。


胆石症手術の合併症や副作用は?
腹腔鏡手術の後、腹部のガスやガスによる痛みがある場合があります。ERCPの後にもあることがあります。どちらの方法も臓器にガスを送り込んで膨張させ、画像に映りやすくするものです。1日ほどで治まります。手術中の合併症は稀ですが、出血、感染、近隣臓器の損傷などがあります。
胆石症の手術の回復期間は?
腹腔鏡下胆嚢摘出術を受けた場合、24時間以内に帰宅することができます。2週間程度で回復できます。開腹手術の場合は、術後3~5日間の入院が必要です。自宅での回復には6週間から8週間かかります。


さすがに日本では、
術後3-4日(2-3泊)は入院するところが多い?
開腹だともう少し長めになります。
医療費の問題もあると思いますが、
外国の人はタフですね。

・胆嚢が無くなるとどうなりますか?
胆嚢が無くても消化器系は機能します。胆嚢は肝臓で作られた胆汁を溜めておく場所です。胆嚢は、消化を助けるために小腸に胆汁を供給しています。
胆石の手術後、食事を変える必要がありますか?
消化器系が胆嚢のない状態に慣れるまで数週間かかるかもしれません。人によっては、一時的に消化不良や下痢を起こすことがあります。回復するまでの間、あまり脂肪分の多いものを食べないように指示されます。ほとんどの方は、数週間後には通常の食事(ただし、適度に健康的な食事)に戻すことができます。

術後は、
油ものは控えたほうが無難ですね。

食事で胆石を予防することはできますか?
最も一般的なタイプであるコレステロール性胆石のリスクを減らすには、食事でコレステロールを減らすことができます。
①揚げ物やファーストフードを控える:これらの食品は通常、飽和脂肪酸で揚げられており、LDLコレステロール(「悪玉」タイプ)を促進します。油を使って調理する場合は、動物性油脂ではなく、植物性油脂を選びましょう。
②赤身の肉を魚に置き換える赤身の肉には飽和脂肪酸が多く含まれていますが、魚にはオメガ3脂肪酸が多く含まれており、HDLコレステロール(善玉)の増加を促進します。善玉コレステロールは悪玉コレステロールとバランスをとる働きがあります。
③野菜をもっと食べましょう食物繊維の豊富な野菜や果物、全粒粉は、体内の余分なコレステロールを排出するのに役立ちます。また、野菜を多く食べることで、体重を減らすことができます。
④徐々に体重を減らす:体重を減らすためのダイエットは、血液中のコレステロール含有量を減らすのに役立ちます。しかし、1週間に1~2キロのペースでゆっくり着実に体重を減らすのがよいでしょう。急激な減量は胆石の成長を助長します


高脂血症のところでもでてきた、
飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸です。
肉より、魚のほうが良いです。
野菜を食べて満腹にしましょう。
急なダイエットもよくありません。

・胆石症になった場合の予後は?
胆石があっても、まだ症状がないのであれば、問題はないでしょう。無症状の胆石のうち、毎年約2%が有症状となります。一度症状が出始めると、ずっと症状が続く可能性が高いです。症状のある胆石を持つ人の約2%が、急性炎症や感染症などの合併症を毎年発症しています。
どのような場合に胆石症の治療を受けるべきですか?
胆石疝痛のような症状が現れたら、すぐに受診してください。胆道痛は鈍痛で持続性があり、20分程度で大きくなり、1時間から数時間持続します。通常、腹部の右上部に起こります。吐き気や嘔吐を伴うことが多いですが、嘔吐しても改善しません。
胆嚢摘出術は、ほとんどの胆石症に対する確実な治療法であり、ほとんどの人はすぐに完全に回復します。人によっては、その後も胆石が再び胆管に現れることがあります。これらは内視鏡で治療することができます。胆石を溶かす薬を使えば、75%くらいは効きますが、また再発することが多いようです。

症状が出るようになったら、
一旦収まっても繰り返すことが多いようです。
消化器内科を受診しましょう
(すこし暇な病院の外科にいったら即手術の流れになるかも)。
負担が少ないといっても、
手術はややハードルが高いので、
まずは食事と薬で様子みたい気もします。


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