肉離れ(筋挫傷)について

ようやく暑さがましになってきました。
昨夜はクーラーなしでも大丈夫でした。
台風17号、18号のダブル台風が発生しているようで、
天気は崩れがちの模様。
傘を忘れないようにしましょう。

本日は、肉離れです。

Mayo Clinicより
muscle strains.

肉離れ(muscle strain)は、筋肉または腱(筋肉と骨をつなぐ繊維組織)の損傷です。軽度の損傷は筋肉または腱が過度に伸びるだけかもしれませんが、より重度の損傷ではこれらの組織が部分的または完全に断裂することがあります。筋肉の損傷は、筋肉痛( pulled muscles)とも呼ばれ、腰や大腿部の後ろ側の筋肉(ハムストリング)によく起こります。
肉離れ(strain)と捻挫(sprain)の違いは、肉離れは筋肉または筋肉を骨につなぐ組織帯の損傷を伴うのに対し、捻挫は骨と骨をつないでいる組織帯(腱)の損傷を伴うという点です。
初期治療には、安静、氷、圧迫、挙上が含まれます。軽度の肉離れは自宅で治療できます。重度の肉離れは外科的治療が必要になる場合があります。

肉離れは俗称で、
正式には「筋挫傷(きんざしょう)」といいます。
発症すると患部に激痛が走り、それ以上運動を続けられなくなります。ときには筋肉が断裂した瞬間に「プチッ」という音が聞こえることも
「OMRON 痛みwith」より

この間、電車に遅れそうになって走ったら、
肉離れになってしまいました。
ふくらはぎを何かに猛烈にぶつけた?と思ったのですが、
何もないところであり、ふくらはぎがどんどん腫れて、
つま先立ちができなくなってしまいました。
加齢&運動不足ですね。
アキレス腱が切れなくてよかった。


症状
傷害の重症度に応じて異なり、次のようなものがあります。
・痛みまたは圧痛
・赤みやあざ
・動きが制限される
・筋肉のけいれん
・腫れ
・筋力低下
軽度の肉離れは自宅で治療できます。治療しても症状が悪化する場合、特に痛みが耐えられなくなったり、しびれやチクチク感を感じたりする場合は、受診してください。

腓腹筋(ひらめ筋)に関しては、重症度があり
腓腹筋を伸ばす運動をして判断できます。
・軽症 軽いストレッチ痛
・中等症 膝を曲げれば、軽いストレッチ痛
・重症 膝をまげてもストレッチで痛む。つま先立ち不可
日本整形外科学会より


原因
急性の筋肉痛は、不適切な身体動作で重いものを持ち上げるなどの出来事によって引き起こされる場合があります。慢性の筋肉痛は、同じ動作を何度も繰り返して筋肉に負担をかけることで、反復的な損傷によって生じる場合があります。

急なダッシュやストップ
ジャンプからの着地などのタイミングで多発します。
筋肉疲労の蓄積、加齢、ウォーミングアップの不足などは、
肉離れを引き起こす要因となります。
日頃からストレッチをするなどして予防を心がけることが大切です。
「OMRON 痛みwith」より

リスク要因
サッカー、フットボール、ホッケー、ボクシング、レスリングなどのコンタクトスポーツに参加すると、肉離れのリスクが高まります。
特定のスポーツに参加しているとき、体の特定の部分に負担がかかりやすくなります。
脚と足首:ハードル走やバスケットボールなど、素早いスタートやジャンプが特徴のスポーツは、足首のアキレス腱に特に負担をかけます。
手:体操やゴルフなどの握力を必要とするスポーツでは、手の筋肉を痛めるリスクが高まります。
肘:肘関節の障害は、投球動作やラケットスポーツによって起こることが多いです。

ハムストリングス(太もも裏にある筋肉の総称)や
大腿四頭筋(太もも前面の筋肉)、
内転筋(内ももの筋肉)、
腓腹筋(ふくらはぎにある筋肉)など、
下半身の筋肉に起こることが多いようです。
「OMRON 痛みwith」より

防止
スポーツ、フィットネスや仕事の活動のための定期的なストレッチと筋力強化運動は、肉離れのリスクを最小限に抑えるのに役立ちます。スポーツをするために体調を整えるようにしてください。体調を整えるためにスポーツをしないでください。肉体的に厳しい職業に就いている場合は、定期的なコンディショニングが怪我の防止に役立ちます。

今後は、
日ごろからストレッチを心がけます。


筋肉の緊張をすぐに自分でケアするには、RICE アプローチ (安静、氷、圧迫、挙上) を試してください。
休息(Rest):痛み、腫れ、不快感を引き起こす活動は避けてください。ただし、すべての身体活動を避ける必要はありません。
冷やす(Icing):すぐに患部を氷で冷やしてください。負傷後の最初の数日間は、起きている間はアイスパックまたは氷水で15~20分ずつ冷やし、2~3時間ごとに繰り返してください。
圧迫(Compression):腫れを止めるには、腫れが止まるまで弾性包帯で患部を圧迫します。きつく巻きすぎると血行が悪くなるので注意してください。心臓から一番遠い端から巻き始めます。痛みが強くなったり、患部が麻痺したり、包帯を巻いた部分の下で腫れが生じたりした場合は、包帯を緩めます。
・挙上(Elevation):特に夜間は、負傷した部位を心臓より高い位置まで上げてください。そうすることで、重力の作用で腫れが軽減されます。

肉離れや打撲、捻挫など外傷を受けたときの基本的な応急処置方法です。
  早期にRICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)を行うことで、
内出血や腫れ、痛みを抑え、回復を助ける効果があります。

ちなみに、
似たような症状に「こむら返り」と「筋膜炎」があります。

こむら返り - 足がつる
ふくらはぎ(こむら)を中心に起こる筋肉けいれんの総称です。一般に「足がつる」といわれる現象で、激しい痛みを伴います。原因はさまざまですが、脱水症状によるミネラル不足や、筋肉疲労によることが多いとされています。こむら返りの場合、筋肉が過剰に収縮して、筋肉全体に激痛が起こり、力を抜くことができません。一方、肉離れは筋繊維が断裂して起こるため、痛む部位が限定され、力が入らなくなります。
筋膜炎 - 筋肉の膜の炎症
筋肉を使いすぎることで筋肉の膜が硬くなり、炎症を起こしている状態です。背中や腰、足の裏などに痛みが走ります。特に足底筋膜炎(そくていきんまくえん)は、ランナーによく見られます。肉離れと似たような症状を示しますが、画像検査(MRI)により、鑑別診断が可能です。
「OMRON 痛みwith」

子供のころ、
夏になって最初の水泳で、
調子にのって背泳していると、
こむら返りになってたような記憶があります。

小学校くらいで、
遠足で長距離歩いた夜に、
足の裏が痛くなってた記憶もあります。


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