カブトガニは唐辛子炒め。ワニはカレー。
タイトル:
世界のへんな肉
キーとなる言葉解説:
特になし。
本の要点:
日本で主に食べる肉は、鶏・牛・豚・羊。世界の国々では、それ以外の動物も食材として生活の糧になっている。日本の天然記念物ライチョウさんも、立派に属していらっしゃるようです(ニホンライチョウは食べられません。犯罪者になってしまいます)。
内容はショートショートなエピソード。ヨーロッパ編や中南米編など地域でまとまっていて、とても読みやすく、好奇心をそそられるお料理が多いのが特徴でした。
羊の脳みそサンドイッチは、その中でも引力がやや強めだと思います。学生時代に「多重人格探偵サイコ」が大好きだったヒトには、脳みそモリモリなビジュアルは恐怖でありつつ一種のアート。非常に食べてみたいですね。眺めてみたいですね。多重人格探偵 雨宮一彦 氏に、食レポをお願いしたいですね。
そして食べ比べ対決。個人的にはインパラvsガゼルが好きでした。サバンナで自活する鹿さんのジビエ対決かと思いきや、インパラはウシ科。それは、絶対に美味しい。きっと仔牛系の味がするハズ(違ってたらすいません)。お料理は「インパラと野菜の煮込みスープ」。美味しい!絶対美味しいはずだ。いつか食べたいインパラさん。その為か、野生チーターもガゼルよりもインパラを狙うらしい。きっと彼らも分かってる。
ターゲットとしてる人達:
野味が刺さる方々。グルメハンターな方々。
ラグジュアリーなリゾートじゃなく、クロコダイルダンディーな旅行好きな方々。
心に刺さった内容:
古代魚の味噌スープ。料理名だけで、想像力がフルスロットルになります。でもこれを食すには、アマゾンで古代魚「タマタ」をゲットしなければなりません。
いざ密林にゴムボートで怪しいローカルガイドと乗り込むのかと思いきや、アマゾンにも築地市場的な場所があり、そこで購入可能だそうです。古代魚ってSSRな響きがあるのに、魚市場にあるんですね。ただタマタは「世の中の怨念をすべて吸い込んだような醜悪な顔」と筆者も言っているので、きっと顔面偏差値低めな魚です。それを叩き割りながら飲むスープ。
非常に惹かれますね。飲んでみたい。。。
読了:2019年ごろ