伊勢志摩にフェリーで上陸し、特急しまかぜで帰る旅 その3
今日は志摩。志摩は想像だと、綿みたいにモコモコした地形がフィヨルドっぽく縦横無尽に海を侵食してるイメージ。先日の伊射波神社に登っちゃった流れで、彦瀧大明神と神明神社も寄ってみよう。相棒ケーのコスパを考えたら、乗りまくらなきゃ損だよね。
鳥羽からすぐの彦瀧大明神で沢沿いの神社でお参り。人家から、一瞬で沢沿の山道に変化する。高い木々に守られた、ミニチュアールなお社。人が安易に入れない場所への、畏敬の念を感じる。
地元の方がお掃除してた。お掃除の日なんだって。
関東平野は、優しかったんだな。大した高低差も、キツいカーブも少ないと思う。パールロードはグネグネ山道で起伏も多い。なのにみんな、どこかの豆腐屋みたいにギュンギュン走っていく。とても上手だ。きっと彼らはドリフトもできるはずだ。いや、私が下手すぎるのか。ケー、ごめんよ相棒。私たちの後ろ、多分渋滞できてる。。。
ほうほうのていで、海の博物館に漂着。その駐車場に、サイクリストのチームを目撃。これ以降のステージには、チャリダーまでパールロードに参戦するのか!難易度が否応なく上がっていく。まるで地上スクロールを勝ち抜いたスーパーマリオの海ステージだ。行くしかない。その前に博物館!
博物館に目がない私は、ついつい寄ってしまう。この地域と海との関わり、その年月をフォトジェニックに表現してくれる。解説よりも、ダイナミックな展示。活況な漁の雰囲気を体感するコンセプトなのかも。
ただ個人的な拘りで大変申し訳ないのだが、深海のコーナーの動画にいたウミシダって動物なの?あんな"動物"っている?クラゲも動物らしいけれど、海の生き物は動物と植物の境目すらも曖昧で、混乱して、とても愉快だ。
さらに余談ですが、潜水の歴史にアッシリア兵士(BC800年)とアレキサンダー大王(BC320年)の図解があった。紀元前の遠征時(?)、一体彼らに何があったのかな?!誰か教えてください。
神明神社(石神さん)。知る人ぞ知るパワースポット。伊射波神社スタートのゴールが、このお社でした。うんぬんを語るよりも、一心不乱に祈ります。連休で結構な行列でした。並びましたよー。
相棒ケーと共に半日運転すると、ちょっとは慣れてきた(気がする)。ツーリングを回避できるようになってきた。グネグネ山道のその先、一瞬で広がる大海と複雑な稜線に、一気に集中が持っていかれる。でも安全運転しないと!そんな余裕が出てきた途端、心がゴッソリ持っていかれる刹那の絶景が待ち受ける。陸と陸をつなげる橋のビューは真っ直ぐで、過ぎ去ることはない。パールブリッジまで走れたんだ!その満足感が、タギってくる。
斑らな陸地の深緑色と、深い海の紺色、そして点々とした船と建物の白色。誰か写真撮ってくれー!そう叫びたくなる一人旅。ただツーリングが好きな人々が目の当たりにする光景は、写真では撮りきれない気がした。だからまた行きたくなっちゃうんだなー。なるほど!
明日は伊勢。お伊勢さん。