『特別支援教育が教えてくれた 発達が気になる子の育て方(平熱)』という本の紹介です。
みなさんご存知の平熱先生の本が出ましたよー!!!
Twitterをやっている支援教育関係の人はきっと平熱先生のツイートを見かけたことがあるでしょう。ゆるさとユーモラスを兼ね合わせた、それでいて支援のあり方の核心に迫るような平熱先生の投稿に僕も魅了され、以前からフォローさせていただいていました。
そんか平熱先生の本が出版されるなんて…秒でAmazonに予約しました。
ザ・ゆるくてわかりやすい
そうして手元に届いた平熱先生の本ですが、ゆるくてわかりやすいがポイントです。平熱先生のコンセプト通りですね笑
最初の駐車場の白線の話から始まります。何もない駐車場と白線を引いてある駐車場、「どこに停めたらいいのかがわかりやすい」のはどちらか…一目瞭然ですよね。
(画像はAmazon.co.jpより)
ね、わかりやすいでしょ。
そんな全人類に有効な特別支援教育、その具体的な内容と例によるわかりやすいお話が続いていくのですが…難しい語句は本当に出てきません!笑
実態把握もアセスメントも、構造化も課題分析も、ABAもSSTもPBSもUDも、アンガーマネジメントも氷山モデルも提案交渉型アプローチも、そんな専門用語は出てこないのです。でも、僕が今まで発信してきた、そんな語句に関連する支援教育のエッセンスが平熱先生の文章からにじみ出てくるんですよ。
すごいなぁ…。こればっかりは本を読んでもらわないと伝えられません。
気になった部分を紹介
子どもが「自立する」ってどういうこと?ついて書かれたところです。
とっても素敵な文章ですよね。
僕自身は「自立」という言葉を考えるときに熊谷晋一郎さんの「自立とは依存先を増やしていくこと」という言葉が浮かんできます。
それと僕は自分の教員という仕事は「子どもたちに種を蒔く仕事」だと考えています。
僕の勘違いかもしれませんが、平熱先生の考え方に近いような気がして、勝手に自信を貰いました。ありがとうございます。
他にも「苦手なこと」は「できなくてもなんとかなる」と思っておくとか、「好きなこと」は、こんなに人生にプラスになる!とか、「またやりたくなる」があれば「できること」を増やせるとか、魅力的なお話が盛りだくさん…これ以上は本を手に取ってみてください。
まとめ
みなさんもうお気づきかもしれませんが、今回は本のみならず平熱先生自体を紹介しにかかっています笑。
平熱先生ファンとしてその魅力をぜひみなさんと共有したいのです。
もちろん本も支援教育のエッセンスをシンプルにわかりやすく具体的に伝えられています。シンプルにわかりやすく具体的にってまさに支援教育そのものですよね!
という訳でおすすめ本の紹介でした。気になった方はぜひ手に取ってみてください。
主にTwitterで発信されることの多い平熱先生ですが、今回の書籍関係のことはnoteでも発信されています。
もちろんTwitterも要チェックですよー。
表紙の画像はAmazon.co.jpより引用した本の表紙です。