私のコロナ闘病記(ホラーあり…)

ご無沙汰してます

流行り病にやられ、床に臥しておりました

有症状者の自宅療養期間は7日間ということで

「えー何、そんなに休んでいいの（╹◡╹）」

と、たかを括っていましたが、あの頃の自分をぶん殴りたい

結果、
7日間の記憶がおぼろげ　なほど苦しみました

もしかしたら、どなたかの役に立つかもしれないと思い、覚えている限りの闘病記を書くことにします

○1日目

深夜から早朝にかけ、体の震えが止まらない
寒い　寒すぎる

羽毛布団にマイクロファイバーの毛布2枚かけても体の芯から震え、体温が38.5℃になる

体力を使ったからか、お腹が空いて、早朝にご飯1膳とウインナー一袋を食べ切る

(関係ないけど、最近のウインナーってちっちゃくなった？でもおいしいね)

そのあとは、ひたすら寝ていた
立ち上がる力もなく、病院は行けなかった

夕方から体温はあがる
39.1℃

○〜2日目

うなされ続ける

寝ることしかできないものの、1時間ごとに、うなされ、目覚める

どううなされるかというと…

168cmの私と目線が合うピンク色の大きなウサギが、はるか彼方から思い切り助走をつけ、私の背中にタックルを決めてくる

私は、泥のような池や、ぎらりと光る剣山、煮えたぎるマグマの中に崖の上から落とされるのです

逃げようと思ってもウサギはどこまでも追ってくる

必ず追いつかれて、

ドン。

と突き落とされる

その時、私はそっと振り返ります
すると、もふもふの毛に包まれたうさぎのつぶらな瞳と目が合うのです

その目はどこまでも深く、限りなく冷たい闇の色をしていました

これが、「つきおとしうさぎ」です🐰

……
この夢を、必ず1時間おきにみて、
汗をかき、涙を流して起きます

しかし、体力が弱っているものですから、また眠るしかない

あまりに怖くて、入眠時に体がびくっとけいれんするようになっていました

……

ようやく自転車で病院へ→陽性判定

検査や、大阪府への登録などはこちらに書いてますので、ご確認ください

病院でもらった喉の薬と風邪一般に効く薬、そして解熱剤を飲んで、またウサギとのたたかいをして一日が終わる
食欲はない

○3日目

熱、38℃台からなかなか下がらず
そして、この頃から喉が痛む

ウサギはいなくなってきた
すこし寂しくもある

○4日目

熱、下がり始める
と同時に、声が消失
唯一の話し相手だった母とも電話ができなくなる

悲しみに暮れながら、アマ○ラを漁る
久々にアニメのピーターパンが観たくなり、課金

昔は気づかなかったけど、
女性差別とか民族差別すごくて時代を感じる

ウェンディより、ティンカーベルより、
スミーがいちばんかわいい！！
(これは版権が怖くて画像貼れない)

○5日目

相変わらず声が出ない
このまま声が戻らなかったら、アナウンサーとして復帰できないんじゃないかと焦って泣く

心を落ち着かせようと朝ごはんを食べる
家にあったウインナーごはん(他のも食べろよ)

あれ、味がしないぞ

あれ、これはまさかかい

香水を嗅ぎにいく

外資のまあまあきつい香水を腕にしゅっ

あれ、匂いもしないぞ

声・味覚・嗅覚を失った私は
怒りのままに以前から気になっていたゲームソフトをアマ○ンで購入

発売されたばかりのポケットな怪獣たちは、
レベル80を超え、もうクリアしてしまったも同然だった

○6日目

状況は変わらず

買ったゲームが難しすぎてメンタル崩壊

(『ゼ○ダの伝説』
Joy-Con振らなきゃなんて知らなかったよ。運動神経ない私にはJoy-Conさえ難しすぎる。コマンド入力のほうがまだいける…)

メンタルボロボロの私は
3000円の超高級弁当を宅配して、

まぁ♡こちらのお肉、味がしないザマスわ( ˊ̱˂˃ˋ̱ )♡

というトチ狂った遊びをする

→涙が出る

○7日目

味がするものを発見し出す

苺→酸味を感じて食欲アップ

赤いファストフード→
もはや細胞が覚えているあの揚げ鶏と揚げ芋の味！脳が、味覚を再現してくれる

声は徐々に復活するも、まだ原稿を読める段階ではない

○8日目

耳鼻科で上咽頭炎と診断される
こちらでもらった薬で、喉は急激に良くなった気がする

先生が「去痰をしたら、味とか匂いが復活する人もいるよ」とおっしゃっていて、本当にその通りになった(個人差あり。私は、たまたまだったと思う)

夜には、味覚嗅覚　7割程度回復

○9日目

ようやく職場復帰が叶った
とはいえ、体力・喉の調子を鑑みたらフルでは働けず、収録1本と打ち合わせのみ

○10日目〜現在

咳は息を吸うと出てしまう、というところからは今大分回復してきた
100%が出せなくて申し訳ないが、原稿や長めのナレーションもやらせていただいた

薬はもう少し服用が必要

○まとめ

初めてのコロナになって、治るまでの時間の遅さに驚きました
そして、たくさんの温かい言葉をかけていただきながら、同時に、後遺症に悩む方が多くいることを知りました
「後遺症で咳が…」
「倦怠感が3ヶ月続いています」
など、打ち明けてくれました

特に男性は職場で「甘え」だと思われるのを気にして、言い出しにくいと感じているようです

自分がなってみて、困っている人が沢山いることに気づけたことは良かったなと思いました

きっとこれを読んでくださってる方にも同じような悩みや、今コロナで大変な方もいるかもしれません

ひとりではないので、みんなでがんばって乗り切りましょう