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ねこ×にんげん=サクラ色
ねこ。猫。
ふわふわ、あまくていいにおい。
耳をぐるぐる、ひげをぴんぴん、しっぽゆらゆら。
道端で見つけると、つい心の中でガッツポーズをしてしまうのは私だけではないはず。
(近づくとビニール袋でがっかり…なんてこともありますが)
猫の中には、桜の花びら形の耳をした子たちがいるのをご存知でしょうか。
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さくらねこと言います。
報道の後輩が作った特集。
「さくらねこ」とは、
不妊・去勢手術を施した後、耳に、さくらのようなV字カットをされた飼い主のいない猫たちのことです。
さくらねこの活動は、TNRと略されます。
Trap:猫をつかまえて
Neuter:不妊手術をし
Return:猫を元の場所に戻してあげる
VTRにもあるように
猫は一度に平均5匹、年に3回出産するといわれ、
単純計算で、1匹の雌猫から、3年後には2000匹以上の猫が生まれることになります(!)
TRNの目的は、そんな高い繁殖力を持つ猫の繁殖を防止することで、地域の人とのトラブルや殺処分を減らすこと。
私もさくらねこの活動団体に寄付を続けています。
はじめは、自由を奪われ手術で痛い思いをし、耳に印まで入れられて、人間のエゴではないかと憤りを感じていました。ですが、興味を持って調べていくうちに、一代限りの命を全うし、幸せに生きてもらうことにつながると知りました。
流行りの言葉を持ちいるなら、
野良猫のウェルビーイングです。
ただ、問題はお金です。
まずは手術代。
(家島の場合、メス1万円 オス5千円)
家島は姫路市がTNR団体に助成金を出しました。
この助成金のみに頼っている状況ですと、もし助成金が満足に出せなくなった場合活動が継続できなくなります。NTRはすべての猫に行うことが重要です。
また、健康状態も悪い猫がいるようですので、点の支援(TNR)から、衛生・健康管理や餌など、継続的な線の支援も必要です。
長期的な資金の供給が必要になります。
自治体だけでは厳しい状況があります。そこで提案したいのは、地域から、視野を広げることです。
例えば、ふるさと納税。
沖縄県石垣島では、全国から集まったふるさと納税の一部が地域猫の支援金として使われています。
実際、今年の夏に行ってみてきました。
猫たちは非常に毛並みつややかで、ノミも少なく、幸せそうに暮らしている様子。
また、直接自分たちの住民税が使われているわけではないという認識があると、「好意的に猫を見られる」と話す島民の方の声も聴けました。
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クラウドファンディングという選択肢もありますね。
実際にさくらねこのクラウドファンディングは始まっていますが、見返りがないと募金と同じ位置づけになり、動物愛護意識がある人にしかメッセージが届かず、残念ながら寄付が伸びないという現状も見て取れます。
一方、NTRプラス、野良猫専門病院を作るという長崎さくらねこの会は目標額を上回っていることがわかりました。
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付加価値をつけることも支持を集めるためには必要になってくるでしょう。
古くは、ねずみとりとして、奈良時代から千年以上続くともいう猫とのご縁、これからも大切にしていきたいものです。
ミライはきっと、サクラ色。