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マネタイズ基地としてnoteを活用する、の話
こんぬつは!
今回はフス戦争や前世探究の話ではなく、noteの利用目的について調べてみたことをまとめたいと思います。
この「note」というサイトを利用する動機は人それぞれかと思います。
しかし、やはり自分の書いた記事がたくさんの人に読まれたり、「スキ」が多かったりすると嬉しいものですよね。
ほかの投稿者さんの記事を眺めていると、「こんなに面白い記事なのに、スキが少ないなんてもったいない!」と思うこともしばしある一方で、なんの変哲もない「日常のつぶやき」に3ケタのスキがついてる、なんてのも目にすることがあります。
その差はなに?
疑問に思った私は、いろいろと調べてみることにしました。
まずはnoteのトップページに行って、ジャンル問わずに「スキ」が異様に多い記事をいくつかピックアップしてみました。
(すごいですね。スキが4ケタ行ってる方もいます。)
様々な記事と投稿者さんがいましたが、その中から3名の方をさらにピックアップして、誠に勝手ながらいろいろと考察してみたのです。
今回ピックアップさせていただいたのは、
Momentor 坂井風太 さん
岡田 悠 さん
フジワランド さん
の3名です。
さて、まずはこちらの表をご覧ください。
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3名の方の、直近の様子をまとめたものになります。
・記事のタイトル
・スキの数
・そのスキが何日の間についたものなのか
・フォロワー数に対して何%の人がスキをつけたのか
などをデータ化してみました。
また、有料記事を販売している方については、スキ数がそのまま売り上げ数だと仮定し、その記事の売り上げ高をざっくりと計算しています。
ビジネス、文芸エンタメ、ファミリー向け、という感じにジャンル分けできるでしょうか。
私が普段見ることのないジャンルでしたし、投稿者さんの名前も全て初見でした。
それぞれの方についてもう少し深掘りしてみると、どうやら3名とも「一般の方」ではなさそうでした。
フジワランドさんはお笑い芸人さん。
岡田悠さんはYouTubeの演者、ライターで、本を数冊出版している人。
坂井風太さんは起業家で、コンサルタント業をされている?方でした。
ということで、彼らに共通するのは「何者かになるためにnoteをやってる訳ではなさそうだ」ということです。
私たちの感覚ですと、「どうやったら自分の記事の閲覧数やスキが伸びるんだろう」とか、「どうすればフォロワー数を伸ばすことができるんだろう」といったものを考えるじゃないですか。
けれど、この3名はすでに4桁のフォロワーがいて、さらには外部コンテンツにも強大なフォロワーを持っているという、「土台が出来上がった人」だったんですね。
分かったことその①
4桁のスキがつくのは、土台が出来上がっている人
坂井風太さんはTwitter(X)のフォロワーが1.2万人。
岡田悠さんはTwitter()のフォロワー1.6万人と、noteフォロワーが2.3万人。
フジワランドさんはYouTubeチャンネルの登録者が12.1万人。
このデータを見て私が感じたのは、彼らはnote自体を「知名度獲得のためのツール」としては使っていないのではないか、ということです。
むしろ、外部コンテンツで得た知名度、人気度をより洗練し、コアなファンを獲得するためのコンテンツとして利用しているのだな、と感じます。
YouTubeなどでたくさんの人に知ってもらい、そこで興味をもってくれた人のために、noteで自身のキャラクター性や、自身の扱うコンテンツのテーマ性、裏話などを掘り下げて提供するのです。
それにより、「ファン」を「購入者」に変換するという作業(言い方は悪いけど)をしているのだな、と。
そしてその後に大切なのは「何を買ってもらいたいのか」をはっきりさせ、そこへどのように誘導しているかということです。
お三方はそれが見事に達成されているんじゃないでしょうか。
坂井風太さんは自身のコンサル業を伸ばしたいから、自社ホームページへのリンクを掲載しています。
客単価は非常に高いでしょうから、スキしてくれた人の中から数名が顧客になってくれればその月の目標達成ではないでしょうかね。
岡田悠さんは自身の著作物の販売が目的でしょう。
やはり、購入のためのAmazonリンクが掲載されています。
ライターは原稿料も大切ですが、やはり印税で食って行けるようになるのは夢でしょう。ライター自身が販促ツールを兼任するというのも、今の時代ならではの活動方法だなぁと感心しました。
一方で、フジワランドさんはnoteの記事を販売することを目的としていますね。そして大きく売り上げをたてていて、素晴らしいと思います。
単純計算ですが、仮に有料記事にスキをつけた人の全員が記事を購入したとすると、単価400円の記事に1750名の購入者がつくということで、売り上げ金額は70万円!!!になります。
下手な出版より儲かるんじゃなかろうか。
分かったことその②
noteはマネタイズのための振り分け基地として機能する
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流れとしては、
①YouTubeやTwitterなどで知名度を獲得する。
②視聴者を「コアなファン」に昇華させるためのコンテンツとして、noteを活用する。
③「この人になら400円払ってもいいな」「この人の著作物を読みたいな」「この人の会社に仕事を依頼したいな」という、顧客側が納得してお金を放出してくれる環境を演出する。
といった感じでしょう。
一般の企業でいう「コマーシャル」、「営業」、「販売」の流れと同じですね。
今回の記事はこんな感じでした。
1日で調べたにしては、なかなかの分析でしょう?
追伸:名前を勝手に使わせていただいたお三方、ありがとうございました。
今後益々のご活躍をお祈りしております!