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自分の好きなこと、 興味のあることを、もっと自分で自覚しようと言う試み
どうも、こんにちは。
前回、初めてnote書いてみたら、思ったよりも色々な知人に
読んで貰えたようで、読んだよ、なんて言われたりしました。
どうもどうも。
妻にはいまさら何やってんの?意識高い系?
インフルエンサーにでもなりたいわけ?
文章も人に媚びてるみたいでキモい、あなた本当はもっとバッサリと
切り捨てるタイプじゃない、と言う鋭いご指摘も頂きました。
言いたいことはよくわかる。でも、ちょっと違う。
まぁでもちょっとずつ変えてみようと思ってここに至るわけです。
なぜそう思ったか? それはやっぱり本を読んだから。
あ、でもこれとか意識高い系に見えるね、タイトルだけ見ると。。。
最近話題の落合陽一の本*1 とか、本書とか読んでいると、好きなこと、
興味のあるものに対しての偏愛がヒトの強みなんだなってすごく思う。
合理性では説明のつかない偏愛、それこそ来るべきAI時代における
ヒトの強みだし面白さなんだろうなって。
そして、本書を読んで特に強く感じたのは、自分の好きなこと、
興味のあることを、もっと自分で自覚しようということと、
それをオープンにした方が楽しい仲間がやってくるということ。
俺はこういうのが好きだ~って言う。ものすごく細かく突き詰めて言う。
それ、まずやろうって思ったのでした。
今まではひとりでとにかく楽しんでりゃいいやって
スタンスだったんだけど、この本を読んで大きく変わったな。
だから自分の感覚的には自己顕示ではなく、自己開示って言う
感覚なんだよね。基本的にクローズな性格なので。
インサイトを求める旅
本書に書かれていた、ちょっとドキッとするAIのお話。
AIに仕事を奪われる?いやいや、奪われませんよ、でもね・・・
AIが人間の一部の仕事を担っているのではなく、人間はAIに、部品の一部として認識されてしまっている、ということでもあるのです。
よく言われるような「ロボットが単純作業を人間の代わりにやってくれる」という認識とは反対に「単純作業なんて、高度な知能を持つロボットではなく、人間にやらせてしまおう」ということが起きるかもしれないということなのです。
P.66 - P.67
星新一のショートショート *2に出てきそうな話、と言う例えはちと古い?
やはり今時な例えとしては『AIの遺電子』 *3に出てきそうな話って感じ?
いずれにせよ付加価値のないワーク、作業の価値はどんどん低くなることは確かだよね。
じゃあ何が大切なんだ、付加価値のない作業がどんどん代替されていく
として、偏愛という強みを活かしながらどう働いていくのか。
本書ではビジネスはどんどんプロデューサー的な立ち位置が重要になると
説いているし、アイデアというよりはインサイトを発見することの
重要性が増すだろう、と。
で、実際にインサイトを見つけようとしたら、デスクワークしてるだけでは見つからない。もっと街に出ろ、遊べ、体験して来い、ってのがインサイト発見には近道なんだと。
そしてインサイトを見つけることは何よりも価値があること。
だから、本当は残業なんてしている暇はないんだよ、ってのは面白い説明。
まぁ確かに忙しくて、仕事に疲れてカスカスになってる人からインサイトとか出てこないよね、少なくとも自分はそうはなりたくないな。
好きな本読んで、うまい酒飲んで、ゲームして、旅行行って、
楽しいことたくさんしながら、ついでに仕事もうまいことやりたい。
仕事も楽しみの一部だからすべて矛盾しないはずなんだよね。
自分の好きや強みをもっと知ろう
で、実際問題、何が好き?とか何が強み?とか言われても
なかなか即答できないのよね。
そもそも何が好き?って問いに関しては多すぎて何から言えば良いのか
わからないし、そもそも別に僕の好きなものにそんなに興味ありますか?
ないですよね?じゃあ放っといてって思いがち。
(いや、まぁ、そう言うのを改めようかとは思っているんだけど)
で、強みとか言われるとこれまたどう言えば良いもんか難しい。
考えるのが好きです四六時中考えても苦になりません、みたいなこと?
強みに関しては任天堂の元社長、岩田聡さんがわかりやすい説明をしてる。
任天堂の故・岩田聡元社長の「”労力の割に周りが認めてくれること”が、きっとあなたに向いていること、それが”自分の強み”を見つける分かりやすい方法だ」という名言があります。
P.72 - P.73
自分にとってはそんなに大変じゃなくても、他人から認められることが
得意なことなんだろうなぁ。
逆に不得意なことは簡単に思いつくんだけどね。
ちなみに僕が超絶不得意かつ大嫌いなのはスケジュール調整です。
これはもうなるべく周囲の人には事あるごとに言っている。
不得意だし苦手だし大嫌いなのよ、本当にストレスなのです。
何がしかの課題に対して、分析して対策案いくつか考えろって話はいつでもウェルカムだしそれで夜中まで働こうが苦にもならないんだけど・・・
飲み会にしても打ち合わせにしても複数人のスケジュール調整するのは
ものすごく不得意で大嫌い。
あ、話が逸れたので元に戻すと、本書で紹介されていた強み発見ツールが『ストレングス・ファインダー』ってやつ。
1冊ずつコードがついていて、自分の強みを判定してくれるWebテストが
受けられる書籍。
34の資質の中から、自分の強みTOP5を教えてくれるんだって。
こういった判定ツールを活用しながら、強みの違う人同士がチームになって仕事するってのがイノベーション起こしていく上ではとても大切、と。
確かに自分も他人もある基準で強みが可視化されてると、お互いを補完しあえるようなチームを作りやすい。
職能や役割の組み合わせで作られがちだけど、本当は強み、弱みの組み合わせの方がうまくいくんだろうな。
あと、向いてないことをいくらやれと言ってもキツいだけなので、得意なことで貢献してもらえりゃ良いよって文化の方が好きだな。
あの人は●●が駄目でできてない、みたいなタレコミとかは本当にどうでも良い話なんだよ。人の至らない所に気づいている自分=人を見ている、と勘違いしている人がたまにいるけど、その人に何ができるかを見えてることの方が100倍大事だと思う。
実際やってみたぞ!
僕の強みTOP5はこんな感じらしい。
まぁ、なるほどなのか、よくわからんけど、そんな気はする結果。
なので、友人、知人、上司、同僚、部下、取引先、その他諸々のみなさま、
こんな人だという前提で引き続きよろしくお願い致します。
個人的にちょっと面白かったのは2番の個別化だな。歴史好きなんだけど、とりわけ春秋戦国時代の孟嘗君 *4が好きなのよね。これ、見事に個別化の話だから。
1. 戦略性
戦略性という資質を持つ人は、目的に向かうための選択肢を想定することができます。いかなる想定に直面しようとも、適切なパターンと問題点を直ちに予測することができます。
2. 個別化
個別化という資質を持つ人は、一人一人が持つユニークな個性に興味をひかれます。異なるタイプの人たちの集団をまとめ、生産性の高いチームを作ることに長けています。
3. 着想
着想という資質を持つ人は、新しいアイデアを考えるのが大好きです。全く異なる現象に見えるものの間に、関連性を見出すことができます。
4. 最上志向
最上志向という資質を持つ人は、強みを利用して、平均的ではなく最高の水準を、個人ないしは集団において追求します。単なる強みを最高レベルのものに変えようとします。
5. 学習欲
学習欲という資質を持つ人は、学習意欲が旺盛で、常に向上を望んでいます。特に結果よりも学習すること自体に意義を見出します。
連想文献
これ書きながら思い出したり、文中で軽く触れた文献はこちら。
最近話題の落合陽一の本 *1
現代の魔法使いって呼ばれてるけど、魔法ってどういうことか、とかなんかこう落合陽一基礎編な感じがするからまずこの辺読んでから最近のも読めばって感じです。
『魔法の世紀』の帯コメントに富野由悠季っての、趣深い。
落合陽一はニュータイプって富野由悠季に言わせるの最高のコメントだよな。
星新一のショートショート *2
小学生の頃、出会うよね、今の子供たちもそうなのかな?
ごく短い物語の中にユーモアとウィットが詰め込まれたショートショートっていう形式、初めて読んだときは感動したよね。もはや遠い記憶。
思い出したらまた読みたくなったな。
ちなみに星新一のショートショートを全部集めた本、みたいなのも出てて、
なんというかこの過剰な、誰が読むんじゃい、みたいな本はすごい好き。
だって、絶対売れないもの。でも出したの凄い。
かくなる上は私が買わなきゃって気持ちになっちゃう。
でも、ごめん、これは買ってないや。
ちなみにタイトルで1001って言ってるのに文庫未収録作品とかも収録してるから全1048編を収録なんだって。なんやねん、1001じゃないんかい。
この本はそういうところも惹かれる。
今時な例えとしては『AIの遺電子』 *3
AIと機械の体が普及した未来のお話。ヒトは何を持ってヒトなのか、とか。
noteのUI・UX改善にも尽力している深津さんが激推ししてたよね。
春秋戦国時代の孟嘗君 *4が好き
一芸に秀でた人たちを食客として迎えていた人物。
鶏の鳴き声の真似が上手い人、を世話してたんだよ。そんで、その鶏の鳴き声の真似のおかげてピンチを脱するシーンがあるのだけど、そこが大好き。
人の多様な才能を組み合わせると最強の成果が得られる、
まさに「個別化」を体現したような人。
この作品ではなかったけれど、大学院時代のお師匠様、内田和成先生も
宮城谷昌光はオススメしてた。経営者でも好きな人多いんだって。
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