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本との出会いとか、雑食な読書は散歩に似ている

散歩が好きだ。特にあてもなく歩き回る豊かな時間。
そして多和田葉子がベルリンを散歩しているというのだから、そりゃあ気になって買ってしまう。カバーのイラストもいい感じ。

雑食で何でも読む自分の読書遍歴もまた散歩的なものかもしれない。

思えば日本文学は散歩好きだよね。例えば坪内逍遥なんて名前自体が逍遥≒散歩なわけで。

Amazonのレビューでは永井荷風の『日和下駄』を引き合いに出している方もいた。これも路地裏の散歩、散策の作品だ。


多和田作品をたくさん読んでいるわけではないのだけど、例えばゼーバルトの『アウステルリッツ』が新装版になったようで、これをおすすめするtweetなどでも多和田葉子の名は見かけていて、そういう記憶がリンクするんだよね、棚で本と出会う時って。

で、なんかこう気になったらとりあえず買っておく。もう二度と出会えないかもしれないので。なんかこう興味関心の琴線に触れたら、ひとまずその体験ごと買うような感覚。





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