ありすぎて分かんない!レーザー治療まとめ。
シミ、そばかすとかの色素をどうにかしたくてレーザー治療を検討してるけど検索するといっぱい出てきてわかんない・・・治療がありすぎて全体像が見えない・・・
という方へおすすめです。よかったら参考にしてください。
読む前に・・・・
この記事ではこんなレーザー、光治療がありますよ、という事を体系的に紹介したものです。ご自身が気になっている色素がシミなのかニキビ跡なのかそれとも肝斑なのか、に関しては言及できないのでそのあたりはお医者さんを頼りましょう。
レーザー治療と光治療の違い
レーザーは局所的、
光は広範囲
レーザーの方が強力で光はそれに比べてマイルド
と認識すればOKでしょう!
具体的説明すると光は「波長」というものを持っています。
よく耳にする紫外線、赤外線は複数の波長があります。
ですので紫外線、赤外線は光に分類されます。
(紫外線:100~400nm、赤外線:800~1000nm)
色素は特定の波長を「吸収」する性質を持っていて、この仕組みを利用して気になるシミやそばかす、赤みなどを消していこうというのがこれらの治療の根本的な原理です。
レーザーと光の違いを波長を踏まえて表現すると
レーザーの波長は一種類だけ
光の波長は複数
です。
品川美容外科さんの画像がわかりやすかったので参考にどうぞ。
※フォトシルクプラスは光治療の一つです。
(参考:品川美容外科)
レーザー治療なにがあるの?
・Vビーム(595nm)
・ルビービーム(694nm)
・アレキサンドライトレーザー(755nm)
・YAGレーザー(532nm,1064nm)
波長が長ければ長いほど肌の奥深く(ターンオーバーがされる層よりももっと奥のところ)に作用します。
波長によってレーザーの種類が異なりますが、これらの波長はだいたいメラニンやヘモグロビンに吸収されやすいです。
ですので肌へどれだけ深く作用するか、という点を除いては効果は同じかなと思います。ただしルビーレーザーはヘモグロビンに吸収されにくいので赤み系の色素にはあまり得意ではないです。
上記で紹介したレーザーは照射時間(パルス幅)によってQスイッチレーザーかピコレーザーかに分かれます。
ちょっと何言ってるか分かんない状態になってしまいましたが、、
まず
・Qスイッチレーザーと
・ピコレーザー
というものがあります。
具体的に書くと、、、、
・ルビービーム
Qスイッチルビービーム
ピコルビービーム
・アレキサンドライトレーザー
Qスイッチアレキサンドライトレーザー
ピコアレキサンドライトレーザー
・YAGレーザー
QスイッチYAGレーザー
ピコYAGレーザー
Qスイッチルビービーム、Qスイッチアレキサンドライトレーザー、QスイッチYAGレーザーを総称してQスイッチレーザー、
ピコルビーレーザー、ピコアレキサンドライトレーザー、ピコYAGレーザーを総称してピコレーザーと呼びます。
Qスイッチレーザーとピコレーザーの違い
レーザーを照射する時間の長さが違います。
ピコレーザーの方がレーザー照射時間がめちゃ短いです。
レーザー照射時間についてはこちらの記事で長ったらしく説明しているのでよかったら見てください。
美容的には、
ピコレーザーの方が
最新&効果が高い&ダウンタイムが少ない
です。
ピコレーザーと聞いたら、
「どんな波長を使っているか(YAGなのかアレキなのか)わからないけどレーザー照射時間がめちゃ短くて効果が高くてダウンタイムが少ないレーザー治療のことね~!」
と思ってください。
レーザー治療を受けたくて美容皮膚科を検討するとき、Qスイッチレーザーしか取り扱っていない場合だと最新の治療を受けられない可能性があります。
Qスイッチレーザーは従来のレーザー機器を改善したものではありますが、
それよりも最新で効果が高くてダウンタイムが少ないピコレーザーがあるなら
そちらを取り扱っている美容皮膚科にお世話になりたいですね。
私は美容皮膚科が最新のものを取り入れていれば
その分野に知見があって関心が高い、という印象を持ちます。
施術をするならぜひそのようなクリニックを選びたいですね。
ピコレーザーを使った施術
ピコレーザーを使った施術は下記のようなものがあります。
・ピコトーニング
・ピコフラクショナル
・ピコスポット
ピコトーニング
レーザーを顔全体にあてる施術。色素沈着に効果あり。
トーニングとはトーン(色調)を上げるという意味なので
美容において「トーニング」とはシミやくすみを改善する事になります。
ピコトーニングの施術動作をyoutubeで見たのですが、
これは施術者によってレーザーのあて漏れがあるのでは?と思いました。
検索すればすぐ出てくるので気になる人は見てみると良いでしょう。
施術を受けるなら評判の良いクリニックを探したいですね。
ピコフラクショナル
フォーカスレンズでレーザーの形を変えて(おそらく極細針状)、肌にあて、真皮層を刺激してコラーゲン生成を促進する施術です。
ダーマペンやCO2フラクショナルレーザーは肌に超微細な穴を開けて真皮層を刺激して肌再生を促進する施術ですのでこれら二つの施術とよく似ているなと思います。
色素に効果があるというよりも凹凸に効果がありそうです。
ちなみにピコフォーカスというものもありますが、、
ピコフォーカス=ピコフラクショナル と思われます。
直接記載しているところは見つけられませんでしたが
ピコフラクショナルがフォーカスレンズを使用している事からそう呼んでいるのでは、と思います。
表記名がたくさんあると分かりづらいですね~。
ピコスポット
レーザー出力(レーザーの強さ)を強力にして肌にあてます。
特に気になるシミを消したいときに有効だそうです。
「5mmあたり1万」などという料金設定なので局所的な治療という事が想像できますね。
ピコトーニング、ピコフラクショナル、ピコスポットは
1つのレーザー機器で行える施術です。
カートリッジを変えたり出力を変えたりで複数の施術ができるという事ですね。
こんなレーザー機器はピコレーザー!
美容施術を調べると機器の名前が施術名になっていたりして
混乱してしまうかと思います。
エンライトンとピコレーザーっていう施術があるのね~!
と思いきや実は同じものを示している可能性もあります。
以下参考にしてください!
エンライトン、エンライトンSR、enLIGHTen
使っている波長はYAGレーザーと同じ532nmと1064nmです。
一部の説明によると670nmも使えるようです。
キュテラ製。
ピコシュア、PicoSure
使っている波長はアレキサンドライトレーザーと同じ755nmです。
レーザー機器メーカー世界最大手のサイノシュア製。
ピコウェイ、PicoWay
532nm,1064nmに加えて785nmの波長も使えるらしいです。
シネロンキャンデラ製。
ピコドリーム、PicoDREAM
使っている波長はYAGレーザーと同じ532nm,1064nmです。一部の説明によると他の波長も使えるようです。
メーカー不明でした。恐らくですけどアジア系の国の会社かも。
その他のレーザー治療
・ロングパルスYAGレーザー
・CO2フラクショナルレーザー
ロングパルスYAGレーザー
レーザー照射時間(パルス幅)が長いYAGレーザーです。
効果は肌のハリ、ニキビ跡、シワです。時々シミにも効くと表記してあります。
この施術については何に特化しているのかよくわかりませんでした。
仕組みとしては1064nmのレーザー(YAGレーザー)を肌にあてて
真皮層を刺激からのコラーゲン生成促進という事だそうです。
そもそも照射時間を短くして高い効果を得てダウンタイムを少なくしようと出てきたのがピコレーザーなので、照射時間を長くしたロングパルスレーザーの利点ってなんだろうと考えるのですが結論が出ませんでした、、。
ですが「赤みが良くなりました!」という私のTwitterのフォロワーさん体験談があるので確かに効果はあるのでしょう。
こんなのはロングパルスYAGレーザー
・ジェネシス(機器名)
キュテラ社製
・スペクトラ(機器名)
ルートロニック社製
CO2フラクショナルレーザー
ダーマペンと似ている施術です。
10600nmと他のレーザーと比べてかなり波長が長いです。
真皮層刺激でコラーゲン生成促進という仕組みです。
シミやそばかす、赤みというよりかはクレーターとかの凹凸に効くようです。
痛みを伴い、ダウンタイムも結構応えるようです。
以上になります。よかったら参考にしてください。
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