イラストレーターとプログラマーの関係
こんにちは榊正宗です。絵描きとプログラマーって仲悪いイメージありますよね。AIと3Dのエンジニアをやってるとよく板挟みなります😭
現代のITやクリエイティブの分野で、エンジニアとクリエイター、例えばデザイナーやイラストレーターの間で対立が生まれることって、もうおなじみだと思いませんか?でも、これは単なる仕事の進め方の違いとかだけじゃなくて、実は歴史的な背景が関わってるんです。特に日本だと、学問が「文系」と「理系」に分かれて発展してきたっていう歴史が、今の対立構造を作り出してるとも言われてます。この影響で、「エンジニアは技術と効率を求める」「クリエイターは表現やユーザー体験を重視する」っていう価値観の違いが根付いてるんですね。
この分化って、どっちが正しいとか間違ってるとかじゃなく、それぞれが社会で別の役割を果たしてきたからなんです。エンジニアリングは技術革新を支える役割を担ってきたし、クリエイティブな仕事は文化や感性を発展させる力になってきた。こうして、両者は長いことお互いを尊重しつつも微妙に食い違いがある関係を続けてきたわけです。
そこに、インターネットの発展で新たな対立が出てきたんです。特に最近は、画像生成AIの登場によって、プログラマーが開発したAIがネット上の画像を無断で学習するって問題が大きくなってきました。イラストレーターの人たちにとっては「自分の作品が勝手に使われている」って不安が出てきて、これが著作権侵害や仕事への影響にもつながるっていうことで、深刻に捉えられています。
さらに、一部のAI開発者がイラストレーターの意見を軽視しているような態度をとるケースもあり、それがまた不信感を生んでいるんです。ここで、技術の進歩と、手描きの作品に宿る価値を重視する人たちの価値観がぶつかって、ネット上での対立が激化してしまってるんですね。
じゃあ、どうやったらこの対立を解消できるのか。いくつかの解決策が考えられます。
まず、共通のゴールを設定して、最初から「何を目指しているのか」をみんなで話し合うことです。特に大事なのが、互いの立場を理解すること。お互いが何を重視しているかを知るだけでも、すれ違いが減るんじゃないかと思います。
次に、法的な整備とガイドラインの策定です。AIがクリエイティブ分野に絡んでくるなら、著作権を守るためのルールが必要です。これがしっかりしていれば、クリエイターも安心して作品を発表できるようになると思います。
そして、お互いの作品や努力に敬意を持つことが不可欠です。AIの利用についても倫理観を共有することが大事で、単に便利さを追い求めるだけじゃなく、創作の価値をしっかり認め合える文化が必要だと思います。
こうやって対話を重ねていくことで、エンジニアとクリエイター、あるいはイラストレーターとプログラマーの関係も、少しずつでも改善されていくんじゃないでしょうか。結局のところ、どちらも新しいものを生み出す存在で、見ている方向やアプローチが違うだけなんですよね。お互いに歩み寄る姿勢さえ持てば、技術とクリエイティビティの力を掛け合わせた、これまでにない豊かな未来が開けるはずです。
たとえば、プロジェクトの始まりから「技術的に可能な範囲でどこまでクリエイティブにできるか」とか「このデザインをどうしたらもっと多くの人に楽しんでもらえるか」みたいな共通のゴールを設定すること。そういう形で手を取り合えたら、もっと楽しく、みんなが納得できるものづくりができるんじゃないかなって思います。
技術がどんどん進化するこの時代、誰か一人の力だけでは解決できない問題もたくさんあります。だからこそ、対話と協力が大切で、それが未来の創造にもつながっていくんだと思いますよ。
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