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生成AIと著作権の正しい理解まとめ
私の理解では、
— 倫獄(リンゴ) (@ringo_yakuri) October 31, 2024
①画像生成AIを使って他人の著作物を出力する→著作権侵害
②他人の著作物を生成する「目的」でAIに学習をさせるため、著作物を複製する→著作権侵害である可能性が高い…
私の理解では、
①画像生成AIを使って他人の著作物を出力する→著作権侵害
②他人の著作物を生成する「目的」でAIに学習をさせるため、著作物を複製する→著作権侵害である可能性が高い
③他人の著作物の生成"も"可能な生成AIのために著作物を複製・学習する→違法性はかなり微妙。享受目的が併存するといえるかどうか。
④③で作られた生成AIを使って、他人の著作物と類似しない画像を生成する→著作権侵害になる余地はない。倫理的な問題はあるかも?
こんにちは、榊正宗です!
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画像生成AIに関して著作権の観点から見ると、使い方次第でリスクがあるんです。
まず、他人の著作物をほぼそのまま再現して出力する場合、これはかなりグレーではなく「アウト」の可能性が高いです。日本の著作権法も、作者の許可がない複製や配布を侵害行為とみなすので、AIが他人の作品をほぼそのまま出してしまうと、やはりトラブルになりやすいんですよね。
次に、著作物を生成することを目的としてAIに学習させるために複製を行う場合、これもリスクが大きくなります。特に、他人の作品を直接模倣する意図があると、複製行為として違法性を問われる可能性が高まります。
一方で、AIが他人の著作物に似ている作品を生成できるように学習するために著作物を使用する場合は、AIの利用目的によって法律上の判断が分かれます。教育や研究などの非営利目的であれば大目に見られることもありますが、商業利用となると、著作権者の利益を損なう可能性があるため、違法となるリスクも増します。特に日本では、商業的な使い方に関しては厳しい制限がかけられがちです。
ただし、他人の作品に似ていない完全オリジナルの画像をAIで生成する場合は、基本的に著作権侵害のリスクは少ないです。ですが、学習データに他人の作品が含まれていると、法的には問題なくても倫理的な面で議論が続く可能性もあります。
こうして見てみると、生成AIの使い方によって法的なリスクや倫理的な課題も変わってくるので、特に商用利用するなら事前にしっかりとリスク評価や専門家のアドバイスをもらうことが重要だと感じますね。
ちなみに、生成AIを使ってデルタもんのような利用許諾を得たキャラクターを出すのは、法的に倫理的にどうでしょうか?
正式に利用許可があるキャラクターなら、その範囲内で生成AIを使って新たなデザインやコンテンツを作ることが、著作権侵害には当たらないからです。また、ファン向けの活動やCGM(Consumer Generated Media、ユーザー生成コンテンツ)を許諾範囲で行うことで、むしろ作品の知名度を上げ、ファン層を広げる効果も期待できます。
つまり、許可されたガイドラインや範囲に沿って生成AIを活用する限り、法的にも倫理的にもクリアな形でコンテンツの幅を広げていけますよ。