群れの先頭にいるリーダーを導く「暗黙のリーダー」が今までにない魅力あふれた指令を送ってきたんだが
先日の釣りで魚の群れを見た後
「お父さん、お父さん、見てこれ」
佐山ゆうと君が父、佐山俊彦を呼んだ。俊彦はゆっくり歩きながら、
「おお、魚の群れだ。釣りしていた時はまた違うな」
「お父さん、魚の群れってすごいね。赤い魚がわっと魚の群れに突進したら、群れが二手に分かれて、それぞれ引っ張る魚がいるよ」
俊彦は手をたたいた。
「よく見てるなあ」
「二手に分かれて、それぞれがそれぞれを引っ張ってる。そして大きい魚が来なくなったら、また一つに固まって動いてる。ほら、ほら」
俊彦は改めて動画を見る。ゆうと君が指をさして伝える。俊彦はつぶやいた。
「リーダーは本能か」
ゆうと君は下唇に手を当てる俊彦をじっと見てた。
「二人とも、ごはんよ」
俊彦の妻でゆうと君の母、美緒が二人に言った。
「お父さん、明日水族館に行こう」
「明日はちょっと……」
改めて動画を見直すと
大きく桃色の魚がわっと群れに襲い掛かると、それぞれ分かれて、それぞれに先頭を立てて引っ張っているようだ。僕も意外だった。
普段はフォロワー(従う者)だが、いざとなった場合緊急リーダー(導く者)に変わる。僕は坂加奈がどうコミュニケーションをはかっているかわからない。微弱電波か何かで交信しているのだろうか。
ここで
リーダーとフォロワーの関係
リーダーは基本一人だ。同時にリーダーも役職が変わればフォロワーになる。
リーダーの上に別のリーダーがいる(山田さんの上には本店の社長がいる)。社長の上には会長がいる。会長の上には……基本いない。
「いない」を「いる」に変えたらどうなるか。
会長の上にいるリーダーを「神様」と置いてみよう。
ここに一つの問いを持ち込む。
神様を束ねる存在が「いる」としたら。
神を束ねる存在からすれば、すべての神様はフォロワーでしかない。神様が唯一だとしてもだ。
ここらの考えを、次のように応用してみよう。
目の前に自分たちを導く存在=暗黙のリーダーがいる。
暗黙のリーダーは多数のリーダーに指令を送り、多数のリーダーはフォロワーに指令を送り、みんなで一つの物事を達成する。
noteを開くと「すべてを見る」項目から色々キーワードが出る。ここでは勉強法について、記事を一つずつ読んでいく。
勉強法をテーマに様々な人が語っている。
問いを立ててみる。
僕を含む彼らは「誰に頼まれて」記事を書いたのか。
僕を含めてたいていの執筆者は言う。
「誰からも頼まれてない。自分が書きたいから書いた」
自分がvs暗黙のリーダーが
自分が書いているのと、暗黙のリーダーが僕に指令を送って書かせているのとで、何が違うのか。
自分が書いていると置いた場合、目的は自己満足にある。
たくさんいいねがつけばいいな、たくさん訪問者が来てくれればいいな。自分を覚えてくれればいいな。
一方で誰も読まないのは嫌だな。
自分の感情・得たい未来に焦点を置いている。
一方暗黙のリーダーを置くと「どこを目指しているか」が見える。リーダーはどこに進むかがわかっている。「この道に進むと、いい世界がある」から、フォロワーに指令を送っている。
この記事にも自己満足はあれど、自己満足を越えた先の展開を見据えている。見据えた先ははっきりと表に出てこないため、多くの人にはわからない。
リーダーは次に行く展開を見据えている……
だからこそ暗黙のリーダーは道一つの決定に悩む/迷う/考える。
道を間違えて全滅しないように。フォロワーを露頭に迷わせないように。人間を超えた存在であっても、未来がわからないから悩む。
リーダー一つ、一人だけの問題でなくなる。
リーダーは目の前の進む道で精いっぱいだ。
どうしたらリーダーを支えてあげられるのか。
リーダーとフォロワーとは別な方向から流れを見る観察者の存在が重要となってくる。
僕たちが観察者になって、リーダーを支えてあげれば、僕たちはすごいチャンスを得られる。これ以降は次に述べる。
次はこちら。
自分がリーダー…って自覚できる?
自分で暗黙のリーダーなる存在を書いた。
他人に伝えておいて、自分でやらない状態はおかしい。
改めて自分の目の前にいる暗黙のリーダーを自覚してみよう。
僕の前には暗黙のリーダー「存在」がいる。
暗黙のリーダーが僕に「指令」を送る。
今あなたが読んでいる記事も暗黙のリーダーが僕に「暗黙のリーダーに関する情報を書いてね」伝えた結果だ。
暗黙のリーダーは「存在」なので、僕は知覚できない。彼と直接話もできない。外から見れば「あんたが書きたいから、書いているんでしょ」思われる。
暗黙のリーダーとして、僕は彼のフォロワーになっていればいいのか。違う。僕は僕でフォロワーを導くリーダーだ(でもって、役割が変われば僕もフォロワーの一人だ)。
僕もリーダーとして、多くのフォロワーを引き連れているし、道を間違えて全滅しないように、思考に楽をさせず、生き残るだけでなく楽しい道を探している……フォロワーを認識できていなくても!
ここで一つの問題が生じる。
僕は何のリーダーなんだ?
暗黙のリーダーの存在を伝えるリーダーなのか。
勉強法を引っ張るリーダーなのか。それ以外か?
僕が「勉強法のリーダー」だとおいてみよう。
あなたも一緒にやってみようか。
あなたは自分を「何のリーダー」に置く?
僕たちは今から「〇〇のリーダー」と置いて、多数のフォロワーが「いる」設定で、以降を考えてみよう。
今、僕は「勉強法の群れ」にいる勉強法のリーダーだ。
リーダーとしてフォロワーに伝える指令は、
勉強法に関する記事を書いてほしい。
フォロワーはすぐさま書く。
あるフォロワーは「勉強法なら、今自分が取り組んでいる勉強のやり方を書けばいい」
別のフォロワーは「勉強法と言っても今、自分は勉強してない。我が子がしているから、我が子に送ったアドバイスを載せよう」
別のフォロワーは「勉強法といっても、すぐ思い浮かばないよ。特に何も勉強していないし」
みんながすぐ書けるわけでない。書けない人に対して無理して書いてもらう必要はないが…こんなアドバイスが浮かんだ。
「勉強法といえば、こうだ」思い込みを元に書けない場合がある。僕の言葉を通し、思い込みを外してあげると
「それなら執筆できる」フォロワーが進んでくれる。
フォロワーが進みやすいようにアドバイスを送るのも、リーダーの役割だ(アドバイスについて、一つ送ったら0.1だけ実行してもらえればいい、くらいの気構えでいないとストレスたまる)。
リーダーとしてフォロワーに指令を送った。
リーダーとして「何が狙い」なの?
勉強法のリーダーとして多数のフォロワーへ勉強法に関する記事を書いてもらった。彼らに勉強法を書いてもらった狙いは何か。
リーダーとしていくつかの考えがある。
一つは物量作戦。供給にかかわらず今ある市場を「数をもって」自分たちが制圧する戦略。
二つが多需要少供給作戦。需要が多く供給が少ない市場に「たくさんの供給」を送る戦略。
他にもあるかもしれない。僕は二つ浮かんだ。
どちらがおいしいかと言えば「需要が多く供給が少ない」市場になだれ込むほうだ。
リーダーの観方として勉強法は「需要が多く、供給が少ない(勉強法に関して求めている人は多いのに、勉強法に関する記事や情報を送る人が少ない)」市場だろう。
リーダーとしてフォロワーに指令を送り、フォロワーは指令通りに仕事をこなした。すると
「次」リーダーはフォロワーに何を伝えるのか。
「まだまだ勉強法を書いてくれ」なのか。
「別の情報を送ってくれ」なのか。
別の情報なら、何が狙い目だから書いてほしいのか。
どんな狙いがあって、書いてほしいのか。
僕はこの先が浮かんでこない。
じゃあどうするか。
観測者として次まで考えておくので、待っててね。
ちなみにあなたなら何をフォロワーに伝える?
追記:魚の群れを見ていたら
リーダーを知るにはまずフォロワーからだ。
フォロワーに関してこちらの記事で色々記した。
僕に指令を送っている存在が未来の自分よりも…だった。
こっちの方がしっくり来ている。
この記事を書いた後、神社へ参拝しに行き、祭壇である宣言をしたとき、曇り空だったのに祭壇がギラリと輝いた。
あれは何だったのだろう。
追記の追記
フォロワーのかしわさんが紹介してくださった。
本当にありがとうございます。
かしわさんの記事を見て「こういうやり方もあるのか」文字通り勉強になった。勉強をきちんと次に生かさないと。
最後に次へ行くならこちらをどうぞ。
支援していただきありがとうございます。支援は僕の作品作りを含め、子供へのお小遣いや楽しいことに貢献します。ありがとうございます