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こびりつく道と、わたし。

あっここで、大泣きしながらアイス食べたな
あっここで、こういうこと思ったな

その場所に行かないっと思い出せないだろう感情や感覚が
ヴワァー!!と全身を巡る

『いい思い出だな。』で終わらせたくない思い出

どうも、やまぐちです。
記憶とは怖いもので、五感で記録されてる

最近だと、松屋のシュクメルリを食べて、
味覚が数年前の記憶を掻き出してきた

この話はまた今度

今日は先日東京に行った話をしようと思う

わたし、陽の、東京

今回のメインはオードリー巡り
オードリーの東京ドーム公演を機におともだちになった方と一緒に

阿佐ヶ谷、高円寺、水道橋、月島を巡った

休日の東京ドームシティは家族連れが多くて
東京ドームでは、韓国アイドルのライブが行われていて、綺麗におめかしした女性がたくさんいた

この1日で、わたしの1ヶ月で浴びる人間の気に触れたと思う

つめつめのスケジュールだったが
誰かと一緒に旅行に行くことが久しぶりで、感情重くなるほど嬉しかったし楽しいと思った

夕飯を食べ終わったあと、おともだちとは一旦解散した

午後9時、ひとりの時間が始まった

わたし、陰の、東京

今日の宿舎は、浅草

わたしは約3年間、東京に住んでいたことがある
その間で引越しも何回かしたが、一番心地が良かったのは墨田区足立区エリア

時間もまだ浅かったので、当時住んでた場所に電車で行くことにした

電車を待つホーム、車両の中、窓に流れる景色
全部がわたしの脳内をかき乱した

『うわーやばいやばい、無理無理』

嬉しい?悲しい?どちらにも当てはまらない、喉に詰まる感情
正気を保つためにコンビニで、500mlのレモンサワーを買った

飲みながら歩いた

キラキラでバリバリ仕事をする社会人に憧れていた当時
変に小綺麗にして、「人脈が大事」が口癖の、無駄にプライドが高かった当時

表にいる時と裏にいる時の、自分の差に耐えられず
帰り道や休みの日はよく下向いて泣きながら歩いてた

労力と結果が結びつかない

鋭く深く刺さる言葉たち

自分の身の丈に合わなかった

当時のあの感情や感覚がヴワァー!!と全身を巡って
涙目になりながら、少し口角を緩めながら歩いた

『ここに、当時のわたしがこびりついてる』

駅に戻ったら、ちょうど500mlのレモンサワーが空になった

のぼせながら浅草に戻ってひとりで飲み直した

深い時間になってきた

急に仕事のアイディアが浮かんで、カフェに入って
頭の中を可視化した
1時間以上没頭してしまって、酔いも覚めてきた

普段引きこもってたらダメだなと自分を叱った

こびりつく道と、わたし。


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