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今日の偉人・貴人(更新終了)

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貴族、王族、名を残した方々の生涯、成し得たことを投稿しています。先人がどのような環境で生まれ、何を学び、どんなことを残したか、そんなことを書いていけたらいいなと思っています。 …
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#画家

母子の絆と、女性の生き方を描いた画家

5月22日は、アメリカの画家、メアリー・カサットが生まれた日。 カサットは、独特の力強いタッチで、母と子の親密な絆を、さらに、女性の社会的および私的生き方を描いた。 1904年、仏政府よりレジオンドヌール勲章を贈られる。 (1844年5月22日 - 1926年6月14日) 裕福な家庭に生まれ、両親が教育のためにと、世界中を旅して周った。 22歳の時、フランスに渡るも普仏戦争でアメリカに帰国。その後、ヨーロッパに渡り、主だった美術館を回って独学で勉強。さらにパリに行き

命を描く魔法使いーアンナ・マリア・メーリアンー

4月2日は、ドイツ生まれのアンナ・マリア・ジビーラ・メーリアンが生まれた日。 (1647年4月2日 - 1717年1月13日) 植物や昆虫などを詳細に描いたイラストで知られる画家で、自然科学者でもある。 ナチュラリスト、昆虫学者、植物イラストレーターであり、史上最高の植物アーティストと言われる。 当時、昆虫は、泥から生まれる悪魔の動物という悪評を受けていた。マリアの功績は、その昆虫の生態に着目し、186種の昆虫のライフサイクルを記録し、図解した彼女の業績は革新的だった

動物を愛したフランスの男装画家〜ローザ・ボヌール〜

3月16日は、フランスの写実主義画家、彫刻家、ローザ・ボヌールが生まれた日。(1822年3月16日 - 1899年5月25日 ) 男尊女卑の時代に男装で好きな動物の絵を描き、女性を愛し、生前から絵が評価され、成功を収めた。レジオンドヌール勲章を女流画家として初めて授与された。 【生い立ち】 ボヌールは、フランスのボルドーで生まれた。父親は画家で、絵の教師をしており、母親はピアノ教師。弟2人と妹がおり、3人とも画家や彫刻家になった。 父親から、絵を学び、23歳のとき、サ

ドガやルノアールよりも人気のあった女流画家

1月14日は、19世紀フランス印象派の女流画家、ベルト・モリゾが生まれた日。エドゥアール・マネの絵画のモデルとしても知られ、夫はエドゥアールの弟ウジェーヌ・マネ。一人娘はジュリー・マネ。 (1841年1月14日 - 1895年3月2日) モリゾの画風は自然の緑を基調としたものが多く、穏やかで母子の微笑ましい情景などが特徴的である。 女性が家の外を1人で歩くこともままならなかった時代に画家として活躍。 男性中心の19世紀における女性画家ということもあって、フェミニズム研究で

心の目で娼婦を描いたフランスの画家

11月24日は、フランス、ベルエポック時代の画家、トゥールーズ=ロートレックが生まれた日。 本名はアンリ・マリー・レイモン・ド・トゥールーズ=ロートレック=モンファ。 ポスターを芸術の域まで高めた画家であり、「小さき男」「偉大なる芸術家」と形容される。 (1864年11月24日 - 1901年9月9日) 南仏のアルビ出身。父のアルフォンスは、トゥールーズ=ロートレック家の伯爵であり。祖先は9世紀のシャルルマーニュ時代までさかのぼることができる名家であった。 母のアデ

マリー・アントワネットを描いたあの画家がライバルだった〜マリー=ガブリエル・カペ〜

9月6月は、新古典主義のフランスの画家、マリー=ガブリエル・カペが生まれた日。 (1761年9月6日-1818年11月1日) リヨン出身。使用人の娘として生まれた。 20歳の時に、アデライド・ラビーユ=ギアールの運営する「女性のための美術学校」で画家になる勉強をするためにパリへ。 彼女の作品は好評を得、アデライドの弟子であることも手伝って作品を依頼されるようになった。 1791年フランス革命の影響でサロンが女性にも開かれると、彼女はそこに出品した21人の女性画家の一

シシリー・メアリー・バーカー~自然と子供たちの姿を美しい妖精の形に~

皆様、いつもありがとうございます✨グリーンビューティ®専門家の青木恵と申します。 ここでは、貴族、王族、名を残した方々の生涯、成し得たことをアップしています。聖書にある「すべて多く与えられた者は、多く求められ、多く任された者は、さらに多く要求される」(『ルカによる福音書』12章48節)をベースにしています。 先人がどのような環境で生まれ、何を学び、どんなことを残したか、そんなことを書いていけたらいいなと思っています。火曜日・木曜日にまとめて投稿しています。該当する偉人がい