ナイスな店員さんと、ファッション業界の今
駅ビルのとあるアパレル店で久しぶりに買い物をしました。
店員さんと話をし、試着をし、気に入ったので購入。
その時に、「駐車券はありますか?」と聞かれました。今日は電車で行ったので、「ないです。」と返答。
すると、店員さんが、購入した服を包みながら、
「新しいカタログができて、お配りしてるんですが、いかがいたしますか?重くなっちゃうからやめときますか?」
と聞いてくれました。
車じゃない。と答えたから、こうやって聞いてくれてるんだ!と感心。
そうゆうとこで、心配りというか、接客業の仕事のスキルが現れますよね。
私は、雑誌感覚でカタログをパラパラ見るのが好きだし、店員さんの感じもいいので、「ください!」とお願いしていただきました。
家に帰り、カタログを見ながら考えたこと
そもそも、活字を読まない人も増えているなか、カタログをもらっても読まない人も多いだろうな。。物を増やしたくない人も多いだろうな。。
けっこうなボリュームの雑誌風のカタログだったので、読み応えがありました。
撮り下ろしの写真も綺麗だし、コラムや、特集記事もありました。
わざわざお金をかけてカタログを作る意味とは? ブランドイメージ作りだけだと昨今は弱い気もしてきました。
中身にはギラギラしたページはなく、目に付くワードは、
自然体、自家製、移住、海、友人の店、オーガニック、古いもの、多様性、自分で選ぶ、価値観、気持ちのいい服。などなど。
今の世の中の雰囲気が現れていました。
服を売りたいアパレルが、服のカタログとしてではなく、ライフスタイルとしての服の役割を表現していて興味深かったです。
季節とファッションのズレ
今日の私の服装は、上半身は半袖カットソーでした。
買った服は、長袖のスウェット。
店員さんは、
「まだまだ半袖を探しているお客さんが多いけど、もう店頭には半袖はないんです。。」と言っていました。
まだまだ暑い日もあるので、秋っぽさも感じる素材や色の半袖を探してるんだろうな。
そして、こうもおっしゃっていました。
「長袖カットソーやスウェットは今月いっぱいです。
11月に入ったら新商品のニットが並び始めるので、1ヶ月後に長袖カットソーやスウェットを探しに来られてももうないんですよ〜」と。
私は、今日スウェットを買いましたが、すぐに着るとは思えません。まだ暑いし。
ましてや、ニットなんていつになったら着るのか。
季節とファッション業界のズレが広がってますね。
店頭やサイトでは先取りは当たり前ですが、ここ数年の猛暑と暖冬では先取りしすぎの感があります。
セールで買った服をそのままジャストな季節で着ることも。有り難いけど、うーん。
サスティナブル
最近、受注販売のブランドや予約販売をするアパレルが多くなっているのは、良い傾向ですよね。
リサイクルショップには古着がギュウギュウに並んでいるし、昔のように着古した服を海外に送るのも、少なくなってきました。
消費者にも、自分に似合う良いものを必要なだけ。という価値観が広がっています。
私はファッションが好きなので、SNSで流れてくるブランドのコレクション動画を見るのも好きだし、たまには友達とぶらぶらとウィンドウショッピングも好きです。
アパレル業界大変と聞きますが、、時代の流れに沿った経営をして頑張っていただいて、私もかしこく選んでこれからも楽しんでいきたいなと思います。