県立美術館の移動美術展 島田市で現代アートに触れる
島田市金谷の大井川近く、「生きがいセンター」のホールにて、静岡県立美術館の移動美術展『リレーション』が開催中です。
チラシはこちら
ということで、実際に感じに行ってきました!
まず、お見えするのは、こちらの作品。
丸太と派手な布。なんだか合ってないし、ハテナがいっぱい。何故この組み合わせ?
ふむふむ。。と、ホールの中に入ります。
すると、、あった〜!あのバルーンみたいなやつ!
● アーティスト 奥中章人
ワクワク!入ってみたい〜
中はこんな感じ
このフィルムのようなバルーンは自立しています。
サーキュレーターで送風していて、空気で膨らんでいるようです。
単純だけど、不思議。
壁を触ると、その分凹んで、手を離すと元に戻ります。
この15mを超える作品は、静岡で約200人のオープンアトリエ参加者とアートサポーターによる共同制作だそうです。
よく見ると、透明なビニールテープで素材と素材を繋いでいて、造る過程が想像できます。
あまりに大きいので、どうやって作ったんだろう?ひとりだと時間かかりすぎじゃない?と思っていたら、参加型の作品なんですね〜!納得!
中央には、ウォーターベッドが!
立ち上がらないように。と注意を受けていたので、おそるおそる座ってみると、チャポーン。
とっても気持ち良かったです!
他の人が動くと、さざなみのように水が移動して、自分が揺れる。
そして、接地面がひんやり。水の冷たさを感じます。
は〜〜、これはずっと居れる。
うとうとしてしまいそう。
名残惜しいですが、まだ見ていない展示があるので、退出。
会場近くの大井川の映像が流れます。
● 『土地をみる』 アーティスト 堀園実
映像を見るような位置には、椅子が。
カーペットには、どこか見覚えのある柄が!
さっきの丸太の派手な布だーー!
これは茶どころの島田市なだけあってお茶の花?
アーティストの堀さんがいらっしゃったので、いろいろと話しを聞かせていただきました。
今回の作品は、この会場とこの土地にインスピレーションを得て創作した新作だそうで、この布はカーペットの柄をデッサンして、絵に起こし、布に印刷したそうです!
凄い〜
丸太の作品は、島田の製材所で丸太を購入して、石膏で型を取り、作ったとのこと。
そして、1番驚いたのが、パイプ椅子の作品。
これもパイプ椅子を借りて、パーツをバラし、石膏で型取り。パーツを作り、組み立てた粘土の椅子!
気づかなかった。。
土地の記憶を呼び起こして石膏で再構築して、土に戻す。
面白いなと思いました。
それにしても、アーティストって手間を手間と思わないんですかね。。
「時間かかりますよね?」と聞いたら、「そんなことないですよ〜」と楽しそうなのが印象的でした。
気持ちよかったし、丸太と謎の派手な布の秘密を知れて大満足の展示でした。
入場無料ですので、お近くの方は是非立ち寄って見てください!
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