廃校になった高校をリノベーション 「ふじのくに地球環境史ミュージアム」
次男合宿中で遊び相手のいない長男と博物館に行ってきました。
訪れたのは、「ふじのくに環境史ミュージアム」
なんじゃそりゃ?って方が多数だと思います。
県立高校をリノベーションしている静岡県の自然系の博物館です。
私はこの施設が割と好きで、子どもが小さい頃から何度か行っているのですが、県内に住んでいても知らない人多いんじゃないかな〜
だって、いつ行っても空いてる!
そこで、今回は知名度と人気アップのためにご紹介します!
魅力① 低予算でリノベーションだけどカッコいい
私は建築のプロではないので、あくまで想像ですが、、
⚫︎ 学校の建物、外観はそのまま
⚫︎ 廊下などそのまま
⚫︎ 展示室に利用している教室は天井板を壊して、スケルトンにしたのち、塗装
⚫︎ そのまま教室を利用している展示室もあり
⚫︎ トイレは総取り替え
⚫︎ 床そのまま
⚫︎ 玄関ホールと、休憩所など一部は壁を壊してる?
⚫︎ エレベーター設置
と、思いつくものを挙げたのですが、けっこうそのままですよね。
一部の天井と壁の取り壊しと、エレベーター、トイレくらい?
県民としては、好感が持てる活用方法です。
正直、外観は何も変わっていないので、思わず入りたくなる施設ではないのですが、中はカッコいい仕上がりだと思います。
魅力② 静岡の地形、動植物などを視覚的に知れる
海のへや、生き物のへや、食物連鎖のへや、などとテーマごとに展示室が分かれ、静岡の自然環境について分かりやすく伝えてくれます。
自然環境博物館ですね。
2.8mで、子どもの個体のようです。4〜5mまで成長するようです。
寿命は500歳くらい!
深海に生息します。
こちらは、静岡に生息する動物の剥製。
魅力③ デザインの力
学校備品を再利用している展示が多いのが特徴です。
美術室のイス。長年の経年変化で古道具のよう。石油由来のモノが多い昨今は、自然由来のモノは逆に魅力的ですよね。
上の写真の海藻みたいなのはこちらです
↓
この施設では、人間の文化によって自然がどのように変化してきたかもビジュアルで展示されています。そのような観点からも、再利用は理に適っています。
ちょうど企画展で、井川地区の展示をしていました。
蒸気機関車が有名な大井川鉄道が運行している井川地区です。
井川地区特有の在来種の野菜や雑穀の展示がありました。
それだけなら良くある展示で、ふーん。って感じで通るのですが、今回の展示では静岡在住のボタニカルアーティストの方の原画を一緒に展示してあり、その精巧さに見入ってしまいました。
アートの要素を足すのは素敵な試みだと思いました。
魅力④ 無料ゾーンの充実
キッズルームと図鑑カフェが無料で利用できます。
キッズルーム
キッズルームには、静岡産の木材を加工した、木のおもちゃがあります。
監修は東京おもちゃ美術館。
裸足が気持ちいい空間で、うちの子が乳幼児の時に楽しく遊んだ記憶があります。
残念ながら、おそらくコロナの影響で事前予約制になってしまいました。
子どもが自由に出入りできて開放的な空間だったのですが、今回訪れた日は遊んでいる子どもを見かけませんでした。。もったいない。。
カフェ
海が見える開放的な図鑑カフェもおすすめです!
ゆったりした空間で、本棚の図鑑や自然にまつわる本、絵本を自由に読むことができます。
自由に休憩所としても使えますし、ドリンクを注文することもできます。
それから、以前行った時は、いろいろなジャンルのお弁当が売られていましたが、今回はそれはなく軽食が注文できるようになっていました。
パスタとグラタン、ドリアが選べました。
注意点としては、持ち込み禁止かつ、水はもらえません。自動販売機か、カフェでドリンク注文です。
自販機があるので良心的だと思います。
まとめ
自然、地形、生物分野に興味のある方にはもちろんおすすめです。
標本、剥製が多くあり、研究保管施設としての役割も務めています。
熱意のある研究員さんと直接話せることも。
その他、幼児〜小学生のお子さんにもおすすめです。ビジュアルで訴えかけるので、難しいことが分からなくても楽しめます。幼児さんならキッズルームの予約も忘れずに。
小学生高学年なら、じっくりと鑑賞できます。
静岡観光に来た方にも休憩がてらおすすめです。ゆったりした時間を過ごせますよ〜
魅力が伝わったでしょうか?
お読みいただきありがとうございました!
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