インフルエンサーのみなさん、生理ちゃんときてますか?定期的な生理もプレコンセプションケアの一環です。
プレコンセプションケアの認識が広まらないうちは、きっと、
と思われる可能性が非常に高いんだろうなと思っています。プレ(pre)は英語で「前」を意味しており、プレ(前)コンセプション(妊娠)だから、「妊活と一緒でしょ?」と、思われる方も多くなるんだろうなとも思っています。そして男性は、「妊活だから男には関係ないでしょ?」と思われるだろうなぁと。┐(´д`)┌ヤレヤレ
今日は男性のことはおいておいて、”妊活の前”にはじめるプレコンセプションケアの必要性について書いてみたいと思います。
プレコンセプションケアは中学生からはじめる
さて、妊活前とはいつのことでしょう?上にも書いたとおり、”中学生”からです。正確に言うと中学生というより、生理が始まったときからですね。日本の女性は、生理が始まってから妊娠までの15年近くの間、婦人科検診に行かない方がほとんどです。
この状況を懸念してか、今年の7月9日に内閣府によって健康診断の項目に婦人科系項目の追加が検討されたそうですが、内閣が代わりましたが引き継がれているのでしょうか、、、
とても怖い無月経
無月経とは言葉の通り、月経(生理)がない状態を指します。妊娠してないのに3ヶ月以上月経がない場合はすぐに病院に行きましょう。無月経の状態というのは、排卵がおこなわれていない状態です。つまり、排卵が行われないというのは、妊娠ができない状態ということになります。
今は妊娠したくないからラッキーなんて勘違いしてたら、大変な目に合うので、一瞬でも思われた方は、下記をしっかり読んでくださいね(b´∀`)ネッ!
生理があれば排卵しているわけではない
毎月定期的に生理がある方であれば基本的には問題はないですが、月経周期が28日~32日で安定して生理が来ない場合は、生理があったとしても排卵をしていない可能性があります。(無排卵周期症)
ダイエットで無月経になる?
無月経になる原因は、疲労やストレスによるホルモンバランスの乱れもありますが、ダイエットが原因となる場合もあります。ダイエットが原因で無月経になることを”体重減少性無月経”といいます。
体重減少性無月経とは?スポーツ選手・モデルやアイドルは要注意!
体重減少性無月経は、過度な食事制限によって体重が減少することで無月経になることです。スポーツ選手やモデルやアイドルなど過度なダイエットや食事制限を行っている人がなりやすいと言われています。
急激なダイエットやエネルギー不足が原因で、限られたエネルギーを優先的に必要な臓器に回し、子宮や卵巣などの生殖機能が後回しとなり、結果的に、卵巣から女性ホルモンが十分に分泌されなくなり、無月経や無排卵となります。
女性ホルモンの減少によって女性らしさがなくなっていく?
女性ホルモンであるエストロゲンが長期的に低下すると、骨がもろくなり、骨粗鬆症になりやすくなります。骨粗鬆症になると、骨折しやすくなります。女性ホルモンは、肌や髪の潤いを守ったり、女性特有の丸みを帯びたカラダをつくったり、女性のカラダ全体の健康を支える役割を果たしているので、過度なダイエットは百害あって一利なしともいえます。
無月経を放置していると将来不妊症になる?
無月経の状態を長期間放置してしまうと、将来的に卵巣の機能が低下したり、多嚢胞性卵巣症候群という排卵障害をおこしたり、排卵誘発剤が効きにくくなるなど、重度な不妊症になる可能性が高くなります。
という人が、周りにも増えてきました。無月経を放置していたわけでもないのに、子どもがなかなかできないという人はとてもたくさんいますね。これは、大変だ!と思ってもらえれば、書いたかいもあるというものですが、具体的にどうすればよいかというのもみてみましょう。
対策や治療法は?
一番の対策は、過度なダイエットをやめ、体重を元の体重に戻すことです。適切な食事や運動をすることで、体重が元の体重、または標準体重の90%まで回復すると、月経が再開することが多いそうです。
ただ、体重回復後も約30%の人に無排卵が続くこともあり、重度の体重減少例や、発症3年以上経過した無月経例は難治であることが指摘されています。その場合は、ホルモン治療などもあるので、早めにお医者さんに行きましょう。
理想の体重・体脂肪率は?
理想の体重、元の体重とは?
正常な月経には22%以上の体脂肪率が必要が必要とされています。BMI は18.5〜25の範囲が理想と言われているので、下記を参考にご自身のBMIを調べてみてください。BMI22が病気にかかりにくいなんてことも言われています。
【BMI参考例】
BMI18.5:身長160cmの場合 約50kg
BMI24.9: 身長160cmの場合 約66kg
まとめ
冒頭にも書きましたが、やっぱり、いざというきっかけがないと、悪かった場合のイメージというのは、想像がつきにくいものです。いかんせん日本人の習性なのでしょうか?
下記は、子宮頸がん検診受診率です。OECD36カ国中第33位。先日書いた未熟児比率3位にプラスして、非常に残念な数字です。
とはいえ、過去を振り返っていても仕方がないので、これからプレコンセプションケアという考えが少しでも多くの人に伝わることで、将来の自分、もしくは将来の家族、ひいては、未来の子どもたちのためになれば良いなと思います。
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