中学生からはじめるプレコン(プレコンセプションケア)。プレコンてなに?
さて、プレコンセプションケアの記事を書こうと思って、ここ数回意気込んで記事を書いてみましたが、読み返してみて改めて、情報過多なこの時代、いきなり
「プレコンセプションケアが大事!」
なんて、私がいいだしたところで、
(゚Д゚)ハァ?
だれあんた?
とまではいかなくても、なにそれ?新しい合コンとかなんかですか?
なるほど、妊活的な新ワードですかぁ┐(´д`)┌ヤレヤレ
私には関係ないですね、ほな、さいなら。
もう少し詳しく知りたい方はこちらをどうぞ!
なんて、興味のない方からしたら、「知らん!忙しい!」で終わっちゃうんだろうなぁと思ったので、これではせっかく大事なことなのに、その重要性が1mmも伝わらないまま、「どうせ妊活のことでしょ」とか、「女性にしか関係ない話でしょ」とか、「いやいや、妊娠とか、私何歳かわかってますか?」と、誤解を生んでしまいかねないので、
改めて、私のような、妊活もプレコンセプションケアの「プ」の字にも興味のなかった私が、興味を持ったきっかけや、単純にこういうことですよ〜といことで書いてみようと思います。
※プレコンセプションケアをご存じの方には、なんのためにもならないと思いますので、ご存じの方は、また後日のぞいていただけると嬉しいです(´∀`*)
プレコン(プレコンセプションケア)とは?
プレコンセプションケアを簡単に言うと、
そのために、意識することは大きく分けて5つだけです。
ダイエットはやめよう!
ちゃんとした食事をしよう!
運動しよう!
検査やワクチンとかちゃんと受けよう!
たばことかドラッグとか絶対やめよう!
正確に言うと、コンセプションという言葉の意味は『受胎 / 妊娠』で、そもそもの意味合いとしては、“将来の妊娠に備えて”ライフプランを考えようとかなんですが、プレコンが、一番大事な中高生には意識しにくいと思うので広く書いています。
1.ダイエットはやめよう!
毎年毎年、色んなダイエットが流行りますが、簡単に痩せられるダイエットはありません。どのダイエットも痩せることだけを全面にうたわれていますが、痩せることの副作用として起こる反動はあまり語られていません。
大抵のダイエットには副作用がありますが、痩せることだけを証明すればよしとして、副作用までは調べられていないことがほとんどです。
また、ダイエットの失敗によるリバウンドは、繰り返すたびに、太りやすいからだになっていくという、太っていくための特訓なので、続けられない人はやめておきましょう。(´∀`*)ウフフ
ダイエットの副作用例
・ファスティング
断食することにより一時的に本来食べるはずだったものを食べないのでその分痩せます。同時に、脂肪だけでなく、筋肉もエネルギーとして使うために分解するので痩せます。本来とれるはずだったエネルギーや栄養が入ってこないので、カラダが緊急警報を出して、一時的に免疫力が上がります。その後も続けるとカラダが弱体化していきます。
ファスティングをやめて食事を再開すると、今後の緊急事態に備えて、エネルギー源である脂肪を蓄えるようになります。
結果、筋肉が減少し、脂肪をよく蓄えるカラダができあがります。
・ケトジェニックダイエット
エネルギーとなる糖質を制限することで、脂肪を分解、ケトーシスという脂肪燃焼状態を作り出して痩せます。
反動として、大量の脂肪とたんぱく質を代謝するため、肝臓と腎臓に大きな負担がかかります。また、たんぱく質と脂肪ばかりを摂ることで、悪玉コレステロールが溜まります。結果、動脈硬化や心筋梗塞が増えたという報告がある。
2.ちゃんとした食事をしよう!
日本人の栄養摂取量は年々低下傾向にあり、現代の栄養摂取量は、戦後以下になっています。
飽食の時代などと言われていますが、みんな大好きファストフードなんかは、、太るためのカロリーや糖質、脂質ばかりで、からだが必要とする栄養素がほとんど入っていないものが多いです。
一番有効なダイエットは、「ファストフードやおやつを食べないこと」ですね( ´∀`)bグッ!
3.運動しよう!
言葉の通り、魅力的な体型でいるためにも適度な運動が大切です。また、運動はストレス解消にもなるので、適度な運動を習慣づけるようにしましょう。
4.検査やワクチンとかちゃんと受けよう!
・子宮頸がんワクチン(男女)
子宮頸がんは年間約1万人が罹患し、約2,800人が死亡しており、患者数・死亡者数とも近年漸増傾向にあります。特に、他の年齢層に比較して50歳未満の若い世代での罹患の増加が問題となっています。
子宮頸がんの95%以上は、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因で、性交渉の経験がある女性のうち50%~80%は、HPVに感染していると推計されています。
2020年12月、日本でもようやく厚生労働省がHPV4価ワクチンの適応に男性を追加する方針を発表しました。世界的には、男性への接種も当たり前となっている国が多いのが現状です。
・乳がん検診
20代での乳がん発症率はそれほど高くはないので、必ずしも受ける必要はありませんが、親族に乳がん患者がいるなど発症リスクの高い方は、20代の頃から一度は受診されておくのがよいでしょう。
・排卵確認
無排卵の期間が長いと、将来的に重度の不妊症にかかる可能性があります。10代〜20代はストレスからくる無排卵や、過度なダイエットや、アスリートの過度な運動による無排卵が問題となっています。
5.たばことかドラッグとか絶対やめよう!
語るまでもありませんね。これらは、百害あって一利なしです。タバコを吸うと食欲がなくなりダイエットできるとか、ドラッグは気分が良くなるなど言われますが、依存は大きなリスクです。
たばこのニコチンによる卵子や精子の劣化や、ドラッグによる子供の奇形や早産、死産など、良いことはひとつもありません。
まとめ
今日は、簡単にと書いていたつもりが、ダイエットなんかではついつい熱くなってしまいましたが、プレコン(プレコンセプションケア)のこと、少しは馴染み深く思っていただけましたでしょうか?
決して、難しいことはなく、(ダイエットは難しいですが、、、)普段の生活を少し見直すことや、自分自身を大切にすることがなにより大事ということにつきます。
「当たり前のことが一番難しい」ということは、よく言われることですが、将来の自分、もしくは将来の家族、ひいては、未来の子どもたちのために、プレコンセプションケアという考え方を少しでも多くの方にご理解いただき、男女ともに浸透していけるよう、広めていければ良いなと思います。
少しでも参考になったなと思ったり、誰かに伝えたいなと思っていただけたなら、スキとシェアのご協力をお願いできると嬉しく思います。(´∀`*)ウフフ