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その時、バスケに宿る美を感じた

Bリーグファイナルの最終戦は、久しぶりに「終わって欲しくないゲーム」を感じました。

18-19シーズンからバスケの魅力に取り憑かれ、特にB2を貪るように観ていた。今季は少し離れていて、日曜日のファイナル第2戦が今季初観戦でした。最終戦となる第3戦、しっかりきっちり仕事を終わらせて、ローソンで買ってきたサッポロクラシックをプシュと鳴らせ、いざ。

きょうは「久しぶりにバスケ観た勢」によるBリーグファイナル最終戦、千葉ジェッツ対宇都宮ブレックスの試合の感想です。


攻撃力のジェッツ vs 守備力のブレックス

ジェッツは第1Qから誤算が。攻撃の起点となる冨樫が、5回しか許されない個人ファウルのうち2回を浴びてしまう。第1Q終了時点で「いったいどうなっちゃうの?」と高鳴る胸。ベテランPG西村が穴を埋めたりも渋く熱かった。

一方ブレックス。前半スリーは打たれたけれどもインサイドに入らせない堅い守備を展開。インサイドの強さを生かした要所でのアウトサイドは効きました。第2戦で十分すぎるほど印象を残していたので。終盤こそ勢いは落ちたけれども、ロシターのしなやかなるカットイン、ダンク、ジャンプショット…技術の高さを見せつけられました。

個人的にアッツアツだったのが第2Q。
30-30の同点から、冨樫コートイン直後のリバウンドからのスリー!からの比江島お返しスリー!

このゲーム、特に前半でいいシーンでのスリーとか、ちょっとしたミスとか。どちらかに流れが行きそうなきっかけがあっても、それを打ち消したり、イーブンに戻す何かが起こっていた。前半は同点で折り返しました。

ブレックスは最後の比江島退場で勝負できず、結果的にファウルゲームに持ち込まれてしまったことが悔やまれる。
あーひえじ、もっと観たかったよ。

第3Qではビッグラインナップを図ったけれども停滞を打破できず、直後に外国籍を一度クリアにしたりのジタバタ感あるトライが、結果的に隙を生んだようにも思えて残念だった。

冨樫は出番が少なかったけれども、コートインすると冨樫あってのボールの流れになったのが面白かった。さすが流れを変える男!プレータイムが限られた冨樫の使い方といい、ジェッツは試合巧者でした。

久しぶりにバスケを観て思ったこと。

バスケって美しい!

先述したロシターのリング下でのアタックもそうで、迫力の中にある美が際立った。
そしてピックアンドロールの、泥臭さから生まれる軌道の美しさよ…。冨樫のバッチバチに固めたヘアースタイルすら美しく思えました。

そして佐々木クリス氏の解説は相変わらず勉強になりました。ありがとうNHKBS!ありがとうBリーグ!観たかった選手たくさんいたなぁとファイナルでいまさら思い出しました。

来季はレギュラーシーズンから見届けたい。そして何より現場でスポーツを見たいとまた強く思いました。



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