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生きることに、気遣う生活。

先日、親戚のひとりが亡くなりました。
なんと、103歳という大大往生!
しかも、男性。
すごい、すごすぎる。
人間は何歳まで生きるようになるのだろうか?

長寿は大変嬉しいことではあるものの
自分に置き換え
より現実的に考えていくと
素直に喜べない、わたし。

その理由は
「生き続ける不安」。

医療が発達しまくる中で
いったいわたしは
いつまで生きることになるのだろう?
と、先を案じてしまうのです。


103歳まで生きたおじいさんは
少し、遠いところに住んでいるので
なかなか会うことが
叶わなかったのですが
それでも家族の行事で
何度か会うたびに
いくつになっても
そのしっかりした足取りや
骨太なごっつい体格
戦争を経験している方特有の
達観している物腰に
むむむ〜っと唸らされるものがありました。

最後の1ヶ月だけ
脳梗塞の気配があり病院に入ったものの
それまでは普通に生活していたそうで
それもまた
実におじいさんらしい、とは思いつつも
103歳という数字を聞くと
その大往生っぷりに驚かされました。

おじいさんは
最後までほぼ自分で自炊をし
近所をテクテクと散歩をしたり
時折は、彼の娘と
近場にドライブへ出かけたそうです。

死因は誤嚥性肺炎とのことですが
それはそれは自然にアッサリと
苦しむことはなく
亡くなったとのことで
死に方まで素晴らしいと
またまた唸らずにはいられない。

人生の大先輩として
いい生き方を見せていただいたと
感謝している次第です。

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