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第17話 空、渡る

↓陰極と陽極から上昇螺旋を描きます↓
重たい波動の流れとは対象に、現在軽い波動域は驚くほどびゅんびゅんしてます。
その流れに乗れるお手伝いをします。

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 空港でチェックインを済ませるとさっそく搭乗口を目指した。人がまばらにしかいない動く歩道を歩いていくと、髪をボブにカットした女性の後ろ姿が目に入った。

 あ、きっとあの人だ。そうか、同じく羽田発なんだ。

 ブログでたまに顔出ししている、肩より長い髪の写真とは違うけど、この人こそそうだと直感した。
 少し早足で追いついて、違ったらどうしようかとちょっとドキドキしながら深呼吸をして声をかける。

「あの、まおさんですか?」
振り返った顔は少し驚きつつにこやかに頷いていた。

「よかったー、合ってた。
参加者の××ひみです。後ろを歩いてたんだけど確信したので声かけました。会えるの楽しみにしてました。」
「えー、よくわかったね。ひみさん、超ギリギリで申し込んでくれた…。
ひみさんが来てくれてバランスが変わったのか、急遽三人キャンセルが出たので今回私含め四人なの。パワフルだと思ってたけどやっぱりパワフルだ。私もひみさんに会えるの楽しみでした。」


 一瞬で意気投合した。
搭乗を待っている間、自然に空海の話になった。
 なんでも彼女も、数日前からひっきりなしに空海のエネルギーを感じていたという。
 私も今朝の夢で、ミカエルのエネルギーの後ろで空海の読経が聞こえていた話をすると、まおちゃんは目を輝かせて歓声をあげる。私にとってミカエルが大切な存在であるのと同じで、まおちゃんにとっての空海もまた、憧れの大好きな人なんだ。


 それから彼女は、今日このあと向かう天河弁財天に初めて行った時の話をしてくれた。

 夫婦二人で長めの休みを取って奈良を訪れたのは約半年前。
天川村まで足を運ぶ予定は当初なかったが、もともと和歌山の高野山(※)には度々通っていることから、たまにその流れで近県まで観光したりするという。

 そしてお詣りの際に白い光が降りてきて、自分の心に正直になるようにと言われたのだという。

「あなたは本当の魂のお相手を心のどこかでわかっている。その人を愛したい本心に、正直になりなさい。」


 その“お相手”とは当然旦那さまではなく、心当たりがある男性。数年来の友人であり、過去世でも仲間として過ごした時代があった人。
 まおちゃん自身、ツインレイというトンネルの抜け道を見いだそうとしている、一人の悩める女性なのだ。


「座席、どこ?」
「12のB。」
「わ、アナグラム。私、21B。」
「おおー!でもさすがに離れてるか。じゃあまた、大阪着いたらだね。」
「うん。またあとでだね。」


 新月のこの日、空海の導きの元に時空を超えたひとつの出会いが機体に乗った。



※高野山金剛峯寺…空海が開山した真言宗の寺



written by ひみ


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実話を元にした小説になっています。
ツインレイに出会う前、出会いからサイレント期間、そして統合のその先へ。
ハイパーサイキックと化したひみの私小説(笑)、ぜひお楽しみください。

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空海の築いた、四国八十八ヶ所システム。
4の国の88。
4という数は天使を現し、
8はさらにミカエルを現しているの。
で!お遍路さんがぐるぐると8の字に四国を回って護るもの、それは、四国の東の中央、剣山!
いつか誰かさんに連れていってもらおう♪

ミカと空海とつるぎ。(歌みたく言うな)

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