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【解釈】他者を評価しない。「全員発展途上論」
前回の「ポンコツ」についての投稿を終えてから改めて考えたことがある。
「ポンコツ」「無能」
この言葉を使うこと自体、なんとも失礼な話ではないだろうか。
内心そう思っているだけで相手には届いていないので、社会的には問題ないのだが、自分が他人をこのように評価すること自体、なんとも無礼な行為であるように思える。
そもそも自分が人を評価できるほど「人間性が優れている」かと言われたら、そんなこと言えないし、また思ってもいない。人間性が優れているならば、今頃他者援助に奔走し、ナイチンゲールや、ガンディー、マンデラに代表されるように、世界を舞台に活躍していることだろう。
そんな人間性が優れているわけでも、そして能力的にずば抜けているわけでもない自分が他者を評価するなど、自分のことを棚にあげ過ぎている。
失礼千万な行為だ。
だから他人を悪く評価するのはやめる。
失礼な言葉を言い換えていこうと思う。
自分の中から「ポンコツ」「無能」「未熟」という言葉をなくすのだ。
代わりに
⇨「発展途上、成長段階、学習中、見習い、研修中、温存中」
としていこう。
そうすると、たとえ他者の言動で気になることがあっても
「彼は成長段階だから仕方ないよね」
「研修中だから見逃してあげよう」
「温存中だから出番はまだ。今後に期待だ」
「学習中だからアドバイスしてあげよう」
など自分の内心も穏やかで、かつ前向きな行動を選択することができる。
なんともお互いにwinwinな関係、そして幸せな人生ではないだろうか。
今まで他者に「ポンコツな人」というレッテルを貼り、自分は「優れている」と思い込んで、現状の自分を安心させたかっただけのように思える。
周囲の優秀さをあえて見ないようにしていたのかもしれない。
そうしないと自分のプライドを保てなかったから。
自分の弱さがそうさせていたのだ。
「人生は自分の見たいように見える」という。
自分が見たかったのは「周囲の無能さ」であった。
しかし、それは幻想であった。自分が気づけていない部分があっただろうし、またたとえ事実だったとしても、他者のことで、他者のことに対し自分があれこれいう資格はない。
これからは自分の幸せのためにも
「周囲の人間、全員発展途上」という見方をしていくと決めた。
そうすれば他者の言動の些細なことに目くじらを立てなくて済み、心穏やかに過ごすことができるうえ、相手も無駄に傷つかない。
やはり互恵関係が一番だ。
これからの人生が一気に薔薇色に見えてきた。
さて、今から楽しみだ。