【読書】哲学的な何か、あと数学とか(飲茶)
数学が苦手だった。
算数はまあまあできた。
でも高校に入ってから数学が一斎わからなくなった。
解く意味ある?
まず目に見えないし。
イメージできないし。
文字だけで処理しなければならない数学は本当に苦痛だった。
公式も覚えなあかんし。
定理と定義の違いとかもややこしいい。
そんな数学嫌いの自分もこの本は1時間少しで読破することができた。
有名なフェルマーの最終定理。
このことについて、1冊をかけ面白おかしく書いてくれている。
引き込まれた。
このフェルマーの最終定理の証明のために、どれだけ多くの数学者が時間と情熱をかけてきたのか。そしてどれだけ絶望に陥れたのか。
そしてそんな数学者を愚か者だ、と思わせないほど、数学者の気持ちに感情移入できた。
フェルマーの最終定理は
n ≧3のとき
方程式 xn+yn=zn の自然数解は存在しない(n乗)
というものである。
このシンプルな定理(予想)が何百年も多くの人を苦しめてきた。
最終的に1994年にアンドリューワイルズによって証明されたわけだが、彼も多くの苦悩を抱えたのである。
彼らの情熱に敬意を表したい。
少し数学への見方が変わった。
そして彼ら天才の知的作業量に比べれば、自分の仕事や勉強なんてちっぽけなものだと感じた。
数学への見方が少し変わる。
ご一読あれ。