「ペンギン・ハイウェイ」:エンタメコンテンツ偏愛シャッフル

エンタメコンテンツ大好き、暇さえあれば読書に映画にドラマに音楽にを貪欲に鑑賞しています。

ただただ大好きなものをゴリゴリ人に勧めたい。

そんな欲求を満たすために紹介していきます。

毎日20:00、力つきるまで!

「小説:ペンギン・ハイウェイ」

研究熱心な小学4年生のアオヤマ君。毎日ノートをとり、たくさん本を読む。

ぼく=アオヤマ君が気になって仕方ないのが、不思議な力を持ったお姉さん。

そんなぼくの町に突然現れた、どこから来たのかわからないペンギンたちの研究、「ペンギン・ハイウェイ」。

これらの研究がいつしか一つの壮大な真実に繋がっていく。

状況は壮大でも、純粋な想いは等身大で。

本当に、最後のページを読んだ後、アオヤマ君を抱きしめたくなった。

遥かな宇宙の一角で出逢えた奇跡が沁みる。

この小説で起こる出来事は完全ファンタジーだし、実際にはありえないことばかりですが、日本SF大賞を受賞しただけあって、理系ゴコロをくすぐる単語が沢山出てきます。

カンブリア紀、相対性理論、事象の地平面、宇宙エレベーターにワームホール。
切り取り方がいちいちぐっときます。

森見登美彦の中でも、ちょっとテイストが違う作品かもしれません。


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